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民営化で郵便輸送労働者は… 恐るべし渡辺ヨッシー

2008年06月05日

 ふーっ。きょうは1日で2回の質問でした。これで1週間に4回質問したことになります。自己新記録です。自分とスタッフをほめてあげたい。

 きょう1回目の質問はいつもの総務委員会。法案に対する質疑ではなく、自由にテーマを選べる一般質疑。この間、深刻な実態の告発を受けていた郵便輸送委託会社における労働者の実態を取り上げました。

 郵政民営化にともない、長年、郵便物の安全・確実・信頼できる輸送を担ってきた労働者と関連会社がバッサリ切り捨てられようとしています。郵便事業会社から委託される運賃が60%も引き下げられ、それが労働者の賃金や会社の経営を直撃しているのです。「子どもの進学を断念しました」「6月で会社は解散です」など、悲壮なメールが私にも届いています。

 こうした声を紹介すると、日本郵政の西川喜文社長は「郵便事業は厳しい。効率化は避けられない」とさらり。冗談じゃありません。民営化前は、税金を1円も投入しなくとも、適正な運送委託費が維持され、関連会社の労働者にも人間らしい生活ができるそれなりの賃金が支払われていたのです。民営化でそれが一気に崩壊するなら、何のための民営化か!

 憤りながら迫ると、西川社長は「単に人件費カットではなく、実態を把握していく」と答えざるを得ませんでした。日本最大の民間企業となった郵政グループ会社が、市場原理万能、利益第一主義で動くなら、社会に対して大きなマイナスの影響を与えることになります。私たちは、百害あって一利なしと民営化に反対しましたが、企業の行動には社会的責任がともなうという視点から引き続きチェックしていきたいと思います。

 きょう2回目の質問は内閣委員会。じつは、公務員制度改革基本法案が審議されている参院内閣委員会には日本共産党の委員がいないのですが、先週から内閣委員長(自民)などにお願いして「委員外発言」の機会を得ることができました。

 論戦の相手はヨッシーこと渡辺喜美公務員制度改革担当大臣。TVでもおなじみの顔、自分の言葉で受け答えできる人なんだろうなと思っていたのですが…実際に論戦してみるとがっかりです。

 まず質問を聞いていない。公務員の労働基本権回復という大テーマを真正面からぶつけているのに、大臣は官僚の書いた答弁メモを探してひたすらにらめっこのご様子。だから質問にまるでかみ合わない答弁が原稿棒読みで返ってきます。貴重な質問時間をとんちんかんな答弁で浪費するのは勘弁してほしい。「男の涙」で話題のヨッシーですが、こっちが泣きたい気分になりました。

 でも、労働基本権(団結権、団体交渉権、団体行動権)の労働者にとっての意義、公務員から労働基本権が奪われた歴史、公務員に労働基本権が回復されることの国民的意義など、私にとって深く勉強する機会にはなりました。

 次に渡辺大臣と論戦する機会があるとすれば、どうやって質問を聞いてもらい自分の考えを自分の言葉で語ってもらうか、大変な工夫が必要です。そういう意味で“恐るべしヨッシー”といえるのかもしれません。けど、ええんかいな、そんな恐ろしさで大臣が…

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