久しぶりの国会です。上京中に新幹線車内で、福田首相と胡錦濤国家主席による日中首脳会談後の共同記者会見を聴取。友好的で率直な意見交換がなされたようで歓迎したいと思います。とくに、毎年どちらかの首脳が他方を訪問することで一致したことは、小泉首相時代、繰り返しの靖国参拝という歴史問題が障害となってしばらく途絶えていただけに大きな前進だと思います。
国会は、道路特定財源を向こう10年間復活させる道路財源特例法の再可決をめぐって緊迫した状態が続いています。政府・与党は13日にも参院で審議中のこの法案を衆院で3分の2の多数で「みなし否決」「再可決」で成立させようとしています。しかし、4月30日のガソリン税の暫定税率復活強行は、国民生活に大増税、大打撃を与えました。福田内閣の支持率も落ち続けています。そのうえあらたな暴挙を重ねるのか!?
日本共産党は、国会論戦と国民運動で政府・与党を追いつめ、国民要求を実現していく立場です。ところが与党は、法案が付託されている参院財政金融委員会の開催を拒否し続けています。自ら提案した法案の審議を拒否しながら、「60日経ったから」と衆院で「みなし否決」「再可決」とはあまりにも国会を形骸化するものです。与党は堂々と審議に応じ、国民の判断を仰ぐべきです。