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すれ違う車ゼロ 「あぶくま高原道路」を調査

2008年04月03日

photo 聞きしに勝る無駄な道路づくりでした。福島県の「あぶくま高原道路」(トライアングルハイウェー)。東北自動車道と磐越自動車道を結ぶ約36kmの自動車専用道路で、沿線には福島空港があります。

 現在、東北自動車道矢吹ICから福島空港ICまでの13.6kmと、磐越自動車道小野ICから平田ICまでの8.6kmが開通。残る福島空港−平田間は工事中です。総事業費1300億円。国の「道路中期計画」に盛り込まれた「地域高規格道路」のひとつで、建設費の半分ほどが道路特定財源でまかなわれているとみられます。

photo 実際に走ってみてびっくりしました。すれ違った車は小野−平田間でわずか14台。空港−矢吹間はなんと1台も対向車がありませんでした。同行してくれた党県議団の話を聞いて無理もないなあとナットク。そもそも福島空港は、東京への便もなく(だって新幹線で1時間半あれば東京から福島に来ることができるんですもの)、年間の利用客は50万人と見込みの半分程度。しかも有料(300円)の「あぶくま高原道路」を通らなくても、並行して県道が通っているので空港へのアクセスには困りません。

 どうしてこんなところに空港を作ったのか?どうしてそこにあらたな道路をつける必要があるのか?まさに無謀な巨大開発の典型です。ところが、2010年完成めざし、いまもこの道路づくりに国民と県民の血税が注ぎ込まれているのです。

photo 一方、県民が切望する生活道路の整備は遅々として進んでいません。その典型が国道114号。福島市からあぶくま山地を越えて太平洋側に抜ける道路です。大型車もたくさん通るのに、くねくねと曲がりくねった道路で道幅も狭く危険です。すでに10年以上前から地元の自治体が、国や県に整備を要望しているのですが、「予算がない」と放置されているとのことでした。

 どう考えてもおかしいです。道路特定財源、「道路中期計画」というしくみのなかで、不要不急の道路が優先され、地元の要望する生活道路の整備が進まない。こんなやり方をいつまでも続けていいのか。国政で大いに問題提起したいと思います。

photo 現地調査に先駆けて福島県庁と川俣町役場を訪問。川俣町では古川道郎町長が「114号線のことをよろしく頼みます」。宮本しづえ衆院比例候補、神山悦子、宮川えみ子、藤川淑子の各福島県議、遠藤宗弘、石河清の両川俣町議が同行してくれました。ありがとうございました。

photo 川俣町の道の駅にあった農産物直売所で「くきたちな」を購入。一束80円とは安い。宮本さんから「シャモ手羽元スモーク」もいただきました。今晩いただきます。





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