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笠井議員の道路質問に委員会室は…

2008年02月21日

photo 皆さん、見てくれましたか?きょうの衆院予算委員会の笠井亮議員の質問。ムダな道路づくりの失敗と無謀な計画を見事に暴きました。NHKで中継されましたが、見逃した方は衆議院のHPで動画を見ることができますので、ぜひどうぞ(約25分間)。

 私は、予算委員会の開催される衆議院第一委員会室の議員傍聴席で応援しておりました。前回、佐々木憲章議員から「参院議員があんまり野次を飛ばすと目立つから」とアドバイスをいただいたので、おとなしく、おとなしく、ね(ホンマかいな)。そこで見、感じた、委員会室の反応を報告します。

 笠井議員はまず、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を海底トンネルで結ぶ15.1kmの「東京湾横断道路(アクアライン)」が途方もない採算割れとなっている現状を示し、福田首相や冬柴国交相に失敗を認めさせました。そのときです。委員席最後部に座っていた民主党最高顧問・渡辺恒三氏が「共産党はいい質問してるなあ」「共産党になっちゃいそうだ」とまわりの民主党議員に声をかけ始めました。

 続いて、笠井議員が「官僚が『(アクアラインは)不採算とわかっていたが、政治決定が出た以上鉛筆をなめざるをえなかった』といっている」と暴露すると、委員会室は「ほーっ」「誰だ」とどよめきます。渡辺氏はわざわざ振り向いて、私に「いちばんいい質問だ」と話しかけてきます。「ありがとうございます」と返事。

 さらに笠井議員が、アクアラインの外側にもう1本、神奈川県横須賀市と千葉県富津市を結ぶ17kmの「東京湾口道路」をつくる計画があると追及すると、こんどは自民党席の大島理森・国対委員長が「まだつくるのか」「船でやれ」と声を上げました。笠井さんも「そうなんです。まだつくるんです」と応じます。

 そこで渡辺氏がまたもや振り向いて「これわかりやすいなあ。きょういちばんわかりやすい」と私に声をかけ、そばを通る民主党若手議員を呼び止めて「いまの共産党の質問いいなあ」と話かけています。

photo そして笠井議員のとどめ。じつはこうした長大橋道路の計画は「東京湾港道路」「伊勢湾口道路」「紀淡連絡道路」「豊後伊予連絡道路」「関門海峡道路」「島原天草長島連絡道路」など全国で6つもあるのです。福田首相は、先週の予算委員会での穀田恵二議員の追及に「夢のある話」と答えましたが、笠井議員に「夢というなら悪夢だ」と喝破されぐうの音も出ませんでした。そのくだりで、またまた渡辺氏「いちばんわかりやすい」。「6本の長大橋道路計画に調査費がついている。どこに委託したか言えないなんておかしい」との笠井議員の追及に、民主党議員から「おかしい!」のヤジも。

 質問が終わって傍聴席の私の隣に座る笠井議員。民主議員が座席から一斉に振り返って賞賛の拍手を送ってくれました。いい質問は、議場で味方を増やします。この間、道路特定財源が必要という自民党や地方からの巻き返しが強められつつありましたが、笠井質問はそれを再びひっくり返す説得力を持つものでした。先日の志位委員長の質問に続いて、日本共産党の存在感がまた増したのではないかと思います。

 笠井さん、お疲れさま!


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