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救急搬送拒否問題で大東市消防本部を訪問 平野屋新田会所問題で大東市教育長と懇談

2008年01月25日

photo 救急搬送の問題で大東市消防本部を訪ねました。1月2日夜、交通事故で負傷した男性を救急車で救命救急センターに搬送するのに、5つの救命救急センターで受け入れを拒否され、6つ目に搬送したものの死亡した件で、栗生総括次長、三ツ川課長にお話をうかがいました。

 当日の経過を聞くと、救急隊が現場から救命救急センターに電話を開始し6つ目の受け入れが決まるまでの所要時間は17分(電話は10回以上)。現場から救命センターまでの搬送時間は35分(東大阪から吹田)でした。受け入れを拒否した5つの救命救急センターはすべて重症患者の処置中もしくは満床だったこともわかりました。

 救急隊員も、救命救急センターの医師やスタッフも必死でがんばっているのです。なのに、救急患者の「最後の砦」が機能しない事態が生まれているのです。

 再発防止策をお聞きすると、「受け入れ体制を強化充実していただきたい」という答えが1番に返ってきました。「初期、2次、3次という体制が崩れてきている」とも。

 ご存知のように、救急医療体制は、地域の休日・夜間急病診療所などが担う初期救急医療機関、365日24時間体制で患者を受け入れる2次救急医療機関、最後の砦で重篤な患者が搬送される3次救急医療機関という体制で成り立っています。

 ところが、先日、大阪府医師会で聞いたとおり、このところ医師不足と経営難から2次救急から撤退する病院が相次いでいます(大阪府内の救急告示医療機関は、2000年の304をピークに減り続け2007年は258機関と46も減少した)。これが、3次救急がいつも処置中か満床で「最後の砦」にならないという事態を生む大きな要因となっているのです。

 「いままで救命救急センターが(処置中などで)応答しないことはほとんどなかった」という大東市消防本部の実感とも符合します。小手先の対応策でなく、こうした構造的な問題を解決しなければ、命の最後の砦を守ることはできません。そのことをあらためて確認することができました。こざき勉大東市議と。

photo 平野屋新田会所の問題で大東市教育委員会を訪ね中口馨教育長と懇談。大東市と開発業者との買収交渉が決裂し、主屋、表長屋門が解体されてしまいました。しかし、この場所に会所があったことを後世に伝えるために周壕や神社を市史跡に指定することは可能です。日本共産党大東市会議員団とともにそのことを要望しました。教育長は、会所が壊されたことを「断腸の思い」と語りながら、要望を検討すると約束してくれました。

 じつは先日、松浪健四郎・文部科学副大臣から北海道にいた私に電話がありました。要請した平野屋新田会所の現地視察を1月20日に行ったというのです。「腰を抜かすほどびっくりした。無残な姿を見てこれを無駄にしてはならない。個人所有の文化財を保全するために法制化も視野に入れて考えたい。まず調査するよう指示した」とのことでした。同感です。平野屋新田会所を守れなかった教訓を、今後に生かすために私も力を尽くしたい。そのことを紹介すると、教育長も「よろしくお願いします」。千秋昌弘、こざき勉、とよあし勝子の各大東市議とともに。




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