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由仁町から上川町へ 住民懇談会に感激

2008年01月20日

photo 北海道由仁町の大竹町議のご自宅で病院問題について住民の方の声を聴かせてもらいました。「町立病院がなくなったらどうしよう。車にも乗れないし…」「老人クラブの友達はみんな何とかしてほしいと言っています。80代の人ばっかりでよその病院に行けない」「入院患者は家に帰れない人が増えている。それを国の都合で出て行ってくれと言われても…」――どの声も切実です。病院がなくなったら由仁町に住んでいられなくなるのです。

 大竹町議は町議会の様子を教えてくれました。「病院問題を通じて、町民のために医療、福祉をよくしたいと、共産党とも一緒に力を合わせる気運が出てきました。議員はこの町で生まれ育った人が多い。この町をよくする点で共同できる」。注目すべきことです。ふるさとを守る共同の広がりにうれしい気持ちになりました。

photo 由仁町を離れ、車で岩見沢へ。岩見沢からJR特急列車で上川町(かみかわちょう)に向かいました。移動の距離と時間の長さに北海道の広さを感じます。H秘書が調べたところ北海道の面積は大阪のなんと44倍!冬場は雪面を走るので車の移動は普段の1.5倍も時間がかかるそうです。これは大変です。でも列車の窓から見える大雪原はとても美しかった。

photo 上川町は大雪山(学生時代に登りました)に近く、観光の名所層雲峡(新婚旅行で行きました)もある自然環境豊かな町です。夜、病院問題で住民懇談会。足下の雪がキュッ、キュッと鳴るほど冷え込みがきついなか30人もの人が集まってくれました。紙智子参院議員、宮内さとし衆院比例予定候補、おぎう和敏衆院北海道6区予定候補、真下紀子道議も合流。

 地元の沢田武志町議によると、上川町立病院はベッド数91床、常勤医3名で内科、外科があります。医師不足のため、入院患者は20数名しかおらず、救急受け入れは休止しています。北海道の案ではここも診療所化される計画です。同じく地元のしばやま町議は、層雲峡には年間90万人もの宿泊客があるが、10年前に日赤病院がなくなったうえ町立病院までなくなったら修学旅行も来てくれなくなるのではないか心配だといいます。なるほど、これは上川固有の大問題です。

 住民の皆さんからは病院に対する様々な思いがだされました。「患者の対応をもっとよくしてほしい」「誤診も多かった」「救急は自分の車で旭川まで運ぶ。助かる命も助からない状況」「やっといい外科医が来てくれた。なんとかいい病院にして、子どもたちも安心して上川に住めるようにしてほしい」「空きベッドを有効活用できないか」「町民が病院問題についてよく知らないのではないか」「本当に病院を残したいなら、行政まかせにせず町民がいっしょになってやらないと」などなど、寒さを吹き飛ばす熱っぽい討論に。

 すばらしい。病院への注文も少なくないが、しかし町民にとってなくてはならないのが病院、病院を残し、よくしていくために自分たちで何ができるか考えよう――討論を通じて自然とそんな空気になっていくのです。これぞ住民自治!政府の「公立病院改革ガイドライン」が病院の縮小再編計画をつくる際、住民の意見を聞かないようにしている理由がはっきりわかりました。聞けばこういう結果になるからです。政府も道もそれを恐れている。ならばどんどんこうした住民懇談会をもって病院つぶしをはねかえそう!と意気高い集会となりました。感動です。

photo しばやま町議はラーメン店も営んでいます。「ラーメン日本一のまち」のキャッチフレーズで上川の町おこしをすすめるアイデアマン。野菜たっぷりの味噌ラーメンがとてもうまかった。写真右がしばやまさん。真下紀子道議、のとや繁旭川市議と。

photo 「ラーメン川柳大募集」の企画も。優秀作には上川町のラーメン店で600円のラーメンを1年間タダで食べられるフリーパス券がもらえるそうです。ラーメン好きの方は挑戦してみては?

 と書いてる間に一句浮かびました。

 ラーメンも 病院もみな 町の宝 (字余り)

 失礼しました。きょうは上川で大正時代から旅館を営む池乃屋さんで宿泊。



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