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インパクトない福田首相の施政方針演説 通常国会開会

2008年01月18日

 なんともインパクトのない演説でした。開会された第169国会での福田首相の施政方針演説です。30分あまりの演説中、参議院本会議場では自民党席からも拍手はほとんど起こりませんでした。首相の演説にいちばん欠けているのはなにか。貧困にあえぐ国民の肉声がまったく聞こえてこないことです。

 続いて高村外相の外交演説。やはり平板でした。世界各地の情勢を描いてはみたものの、いかにも表面的。アメリカの経済的、軍事的支配から抜け出して自主的な国づくりを前進させているアジアやラテンアメリカなど、21世紀の世界のダイナミックな変化を見ない視野のせまいものでした。

 みずからの政治が、国民の暮らし、世界の流れと深刻な矛盾をきたしていることを直視することができず、いきづまった従来のレールのうえでオロオロしている――そんな印象を受けました。こういうときに必要な論戦は、志位委員長が国会議員団総会で提起したように“攻めに徹する”こと。切実な国民の要求から出発し、自民党政治の根本的転換を掲げて、攻めに攻めたいと思います。

 同時に、首相の演説には、いきづまりを反動的に打開したいとの思惑も見えました。いわく「野党のご意見も積極的に取り入れながら、責任ある政治を遂行する」、「消費税を含む税体系の抜本的改革について早期に実現を図る必要がある。各党各会派が胸襟を開いて話し合いが行われることを強く望む」、「迅速かつ効果的に国際平和協力活動を実施していくため、いわゆる『一般法』の検討を進める」。

 消費税増税、自衛隊海外派兵の恒久法制定で、民主党との接点があることを見据えた協議の呼びかけです。この危険な動きを許さない論戦と運動にも力を注ぎたい。

 通常国会開会日のきょうはさすがに忙しかった。時系列で報告します。
 9:10 松浪健四郎厚生労働副大臣に電話。平野屋新田会所の最新の状況を報告し、「ぜひ副大臣に現地を視察してほしい」と要請
 9:40 日本共産党参院議員団会議
 10:00 参院本会議。座席の位置が左右入れ替わり最左翼から最右翼へ。景色が変わり奇妙な感じ。でも議長から見ると最左翼か
 10:10 参院拉致問題特別委員会
 10:20 参院議員団論戦会議。代表質問や予算委員会での質問のバッターとテーマを検討。予算委員会では1人2、3回質問に立たねばなりません。
 11:30 日本共産党国会議員団総会。志位委員長の簡潔かつ攻勢的なあいさつに拍手
 12:00 デスクワーク
 13:20 岸宏一厚生労働副大臣に、グッドウィル事業停止命令によって、職を失う派遣労働者を保護するための申し入れ。小池晃、紙智子、高橋千鶴子議員と。アパート代や食費、交通費、携帯代などその日の生活費を得るために、日雇い派遣で働かざるを得ない青年たち。「二重派遣」など違法行為をやった派遣会社が処分を受けることは当然ですが、彼らが路頭に迷うようなことがあってはなりません。
 14:10 日本被団協の代表と厚生労働省が示した原爆症認定審査の新基準案について懇談。小池晃議員室で。
 15:00 国民大運動実行委員会の院内集会
 15:45 参院本会議で首相、外相、財務省、経済担当相の政府4演説を聴取
 17:20 総務省より補正予算にともなう地方交付税法改正についてレクチャー
 19:03 新幹線で帰阪
 
 臨時国会閉会から3日後の通常国会開会(会期は6月15日までの150日間)。走りっぱなし状態ですが、しっかり地に足を着け、ひとつひとつの論戦で切実な要求の実現と新しい政治を開くために、そして解散・総選挙での前進の土台を築くために、がんばりたいと思います。
 

 

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