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平野屋新田会所の現場を視察 奈良、和歌山の地方議員の皆さんと大滝ダム問題で意見交換

2008年01月16日

photo 昨日、表長屋門の一部が破壊されたという平野屋新田会所の様子を見に行きました。工事用シートの隙間からのぞくと、門の右側の土塀が倒壊させられていました(写真)。歴史的価値の高い文化財とわかってなんでこんなことを!!!と怒りを覚えます。

photo 同時に、長屋門本体には手はつけられていませんでした。良かった。まだ間に合います。これ以上の破壊を許さなければ、国の史跡として300年前の先人たちの新田開発の苦労を後世に伝えていくことができます。たまたま毎日放送のカメラマンが取材に来ていたのでインタビューを受けました。

 こざき勉・大東市議によると、きょう午後行われた市、業者、住民による協議は、その場ではまとまらなかったということですが、大東市は業者に埋蔵文化財包蔵地指定をすることを通告したそうです。よし!これで解体工事に法的な歯止めがかかることになります。また、市民有志から多額の寄付金の申し出もあったそうで、公有化するための買取価格交渉(ここが折り合いがついていません)にも幅がでるのではないかと思われます。もう一息です。みんなの知恵と力で貴重な文化財をまもりたい。

 きょうは、党奈良県委員会に、奈良、和歌山両県の県会議員、市町村会議員の皆さんに集まってもらい、懸案の大滝ダム問題の検討会議。30年前の当初計画では230億円の事業費だった大滝ダムですが、その後6回もの計画変更でなんと3600億円にも膨れ上がりました。ダム本体が完成した後、試験湛水の段階で白屋(しらや)地区に地滑りが発生し、その対策に莫大な経費がかかるなど、「いつまで追加負担しなければならないのか」と治水、利水の関係自治体から悲鳴が上がっています。

photo この間の経過と各党議員団の対応、国土研など専門家の意見、現段階での治水、利水両面からの必要性など、様々な角度から意見交換しました。意見を聞いて感じたのは、そもそもこの場所がダム建設場所として不適格だったのではないか、このまま完成させるのか中止するのか、総合的、科学的に再検討し判断する時期に来ているのではないかということ。

 最新の調査で、ダムに湛水したら別の場所で新たな地すべりが起こる可能性が高いことが明らかになっています。もし満水時に地滑りが発生し、波がダム本体を越流したりすれば、下流では大災害になる危険もあります。地すべり対策に万全を期すためにあとどれくらい時間と費用がかかるかもわかりません。その間に豪雨に襲われたら、ダムを前提にした治水対策では間に合いません。別の対策をただちに取る方が安全かつ責任ある治水対策となるのではないか。いずれにせよ国が責任を持って再検討すべきであることはまちがいないようです。国政で問題提起していきたいと思います。

 会議では、大滝ダム問題のほかに、限界集落問題、過疎地の交通対策問題、放送の地上デジタル化にともなう電波の届かない地域の住民負担増問題、周産期・救急医療・医師不足問題などでも意見交換しました。情報と問題意識を共有することで国政や地方政治でのとりくみの方向性も見えてくる大変有意義な会議となりました。それにしても、限界集落に住む高齢世帯を一軒一軒訪ね歩いて県議会で知事に対策を提案するなど、わが党の地方議員の皆さんの活動は、まさに“地域の宝”です。大いに連携して住みよい地域と日本をつくっていきたいと思います。

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