2008年01月15日
▼たったいま(午前10時過ぎ)、とよあし勝子・大東市議から携帯に電話がありました。平野屋新田会所の表長屋門の一部が、開発業者によって壊され始めたというのです!!! たくさんの市民が押しかけた目の前で、ブルドーザーによる解体工事が始まったといいます。「止めて話をしよう」という、とよあし市議らの要請でいったん解体は中断しているようですが重大な事態です。 直ちに文化庁に対応を要請します。
▼10時35分、文化庁の担当者(史的文化財調査官)に直接電話。解体に着手したことを報告。大阪府を通じて、大東市が朝7時半から待機して、府も対応できるようにしていると聞いていたそうですが、「え、解体着手ですか!?」と驚いた様子。私からは、大至急、@大阪府、大東市に確認すること、A緊急に文化財保護法にもとづく国史跡の仮指定を行うよう検討すること、を求めました。 「緊迫しているので(上司に)報告を上げます」とのことでしたが、業者は”落札したから解体も自由”との立場です。国の重要文化財級の史跡を守るためには、法的に対抗措置をとるべきです。
▼11:00、とよあし市議に状況聞き取り。現場に大東市の教育長も出向き業者と交渉、明日午後1時から業者と大東市の話し合いがセットされました。業者は「これ(平野屋新田会所)は文化財ではない。文化財なら解体すれば罪になるが」といっている模様。市議会ではこの件できょう臨時議会が開催されることになりました。
▼11:40、参院本会議後、急きょ松浪健四郎・文部科学副大臣に連絡を取り申し入れ。文化庁文化財部記念物課長、現地をよく知る調査官も同席してくれました。私からは、@大阪府、大東市とよく連絡を取ること、A文化財保護法の国史跡の仮指定を検討すること、B府、市に埋蔵文化財包蔵地指定をするようアドバイスすることを要請。 副大臣は、「文化財はいったんつぶしたら取り返しがつかない。この問題に党派は関係ない。市とともに国としても知恵を出して守らないと批判を受ける」と、とても積極的に対応を指示してくれました。ひきつづき文化庁と連携しながら守り抜きたい。