けさのTV「報道2001」。大阪府知事選挙の3人の候補者が生出演し討論する企画でした。冒頭のVTRで、大阪はいまどうなっているか、が描かれました。有名な黒門市場の商店主は「景気あかんなあ。いつやめるか考えてる店が多い」、東大阪の鋳物工場社長は「ものづくりの工場はほとんどなくなってきた」、タクシー運転手は「息子のアルバイト料のほうが高い。底辺の労働者を底上げしてほしい」といいます。
大阪の失業率は5.7%で全国ワースト3位、生活保護率は人口1000人当たり25.4人で全国ワースト1位。そんな数字も紹介されて、「ナニワの元気をとりもどせるのは誰だ?」と問いかけました。
やっぱりそうです。大阪のいまを描くとき、府民の暮らしの悪化は誰が考えても避けられないいちばんの問題なのです。
かつての黒田革新府政は、「ポストの数ほど保育所を」「15の春は泣かせない」と府民の福祉、医療、教育を第一にした施策をすすめました。ところが、その後29年間の「オール与党」府政が、こうした施策を「行政改革」の名で次々削ってきたことが、国の福祉切捨てと合わさって府民の暮らしを追い詰めました。
自民・公明推薦候補は「いまの大阪は元気がない」と嘆き、民主党大阪府連の責任者は「なぜこんな元気のない大阪にしてしまったのだろう」と疑問を呈します。はっきり言わせてもらいます。大阪の元気をなくしたのはあなたたちではないか!と。
そのことの自覚も反省もなく、ただ嘆き、疑問を呈するだけの候補に、「ナニワの元気をとりもどせる」はずはありません。しっかりした原因分析と明確で全面的な処方箋(マニフェスト)を持っているのは梅田章二さんしかいないことがTV討論を通じて浮き彫りとなりました。視聴者もそのことを感じてくれたと思います。梅の花を咲かせ、大阪に春を呼ぶ大チャンスです。
夜、港区の演説会で訴えました。