いよいよ新テロ特措法案の扱いも大詰めとなってきました。きょう参院外交防衛委員会で法案の採決が行われ、野党の反対多数で否決されました。明日（１１日）の参院本会議でも否決は確実ですが、自民・公明の与党は、明日中に衆院本会議を開き、３分の２以上の賛成で再可決・成立させる方針です。最後まで国会に「暴挙は許さない」の声の集中を！！！

　国民の多数は新テロ特措法案の成立を望んではいません。「毎日」（１２月１８日付）の世論調査では、海上自衛隊がインド洋で給油活動することについて、「再開すべきだ」４１％に対し、「このまま中止すべきだ」５０％。「日経」（１２月１７日付）でも、「再開すべきだ」３９％、「再開すべきでない」４４％です。福田首相は「国民や国会によく説明し、ご理解をいただくよう全力を尽くす」（所信表明演説）と語っていましたが、国民の理解が得られていないことは明らかです。それでも国民世論を踏みにじって再可決・成立を強行するなら、次の総選挙で必ず厳しい審判が下るであろうことを覚悟すべきです。

　きょうは午前中、総務省より来年度予算案のレクチャー。午後、新幹線の車内で新テロ特措法案の審議をラジオ中継で聴きながら移動。夜、大阪府行政書士会の新年祝賀会に来賓として参加。ホテルの大会場はたくさんの人でにぎわっていました。自民、民主の衆参国会議員も参加していましたが、なぜか私がトップバッターで指名されあいさつ。行政書士の皆さんが、役所に提出する書類を正確、迅速に作成することで、国民の権利と利益を守り、ひいては行政の効率化にも貢献されていることに敬意を表するとともに、昨年末、参院総務委員会で行政書士法改正案の質疑に立った内容も紹介させていただきました。

　開会前に北口義明会長に会議録をお渡しし、「改正案は昨日の参院本会議で、全会一致で可決・成立しました」と報告。「ありがとうございました」と笑顔で握手。宮本たけし元参院議員も。開会後はわずか２０分の滞在でしたが大変有意義でした。

　会場を飛び出し、ホテルから弁天町の駅まで走って電車に飛び乗り、特急「はるか」で移動。終点の京都駅の構内をまたも走って乗り換え滋賀県大津へ。目前の大津市長選挙の決起集会にすべり込みました。参院選でのご支援のお礼とその後の国会の新しい状況を報告。「大連立」騒動で自民・民主の間に国政の基本問題で違いがないことがわかりましたが、大津市政でも自民・民主はともに現職市長を支えてきた「オール与党」仲間です。今回の市長選の最大の争点である新庁舎建設問題でも、自民・民主ともに推進の立場で違いはありません。「新庁舎建設は中止。現庁舎を免震補強すれば工事費は４分の１で済む」とハッキリ掲げる井上としかずさんでこそ税金の無駄遣いをなくし市民の暮らしを応援できると訴えました。

　井上としかずさんの演説は、公開討論会で他の２候補を追いつめ、論戦をリードしていることがよくわかり頼もしい。東京からわざわざ応援に来てくださった元足立区長の吉田万三さんは、ハコモノをやめて子どもの医療費を中学卒業まで無料にした話や、小中学校の統廃合にストップをかけたときの裏ばなしなど、首長経験者にしかできない演説で会場を沸かせました。

　大津から京都に戻り、新幹線で東京へ。宿舎着は２３：５０でした。