京都南座で恒例の前進座新春公演を観劇。今年の演目は『三人吉三巴白波(さんにんきちさともえのしらなみ)』。和尚吉三、お坊吉三、お嬢吉三の三人吉三はいずれも盗人。大川端(いまの隅田川)で出会い義兄弟の血杯をかわしますが、脅し取った百両をめぐりさまざまな因果応報が繰り広げられます。作者の河竹黙阿弥による七五調のせりふ「こいつぁ春から縁起がいいわぇ」はよく知られています。ラストの大立ち回りはビジュアル的にもとても美しかった。
開演前に和尚吉三役の藤川矢之輔さんの楽屋を訪ねてごあいさつ。歌舞伎の役者さんの化粧は鏡の前で自分でやるのが基本。昼の部の公演のあとシャワーを浴び、白粉(おしろい)を落としてから、あらためて夜の部の化粧をすると聞き、華やかな舞台の裏のご苦労を知ることができました。
きょうの客席は日本共産党大阪府後援会の貸切。知事候補の梅田章二弁護士、宮本たけし衆院比例予定候補とともに舞台の上からあいさつさせていただきました。