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日本郵政・西川社長に、「ゆうメイト」・非正規社員の実態を突きつけました

2007年12月06日

 総務委員会で日本郵政の西川善文社長に質問。民営化された郵政グループは、日本最大の非正規社員を抱える企業。郵便の配達、郵便物の区分けなど正社員と同じ業務を非正規社員が行っています。非正規社員がいなければ一日たりとも郵政事業の運営は成り立たないのが実態です。

photo ところが、その非正規社員の賃金は年収200万円未満で、まさにワーキングプア状態。低賃金と仕事のきつさから非正規社員の退職者が後をたたず、人手不足と労働強化の悪循環が生まれています。関西のある郵便事業会社支店(旧中央郵便局)で働く非正規社員の実態を西川社長にぶつけました。

@Aさん30代女性。勤続10年、1日6時間・週4日勤務、時給920円、月収約8万円。これでは生活できないので、昨年12月からスーパーのレジのアルバイトをはじめた。1日5時間・週3日、時給900円。休日なしで今年の3月まで働いたが体調を崩し、4月からはスーパーのバイトは週2日に減らしているという。(事務)

ABさん30代男性。勤続10年、1日6時間・週4日勤務、時給920円、月収約8万円。ケータイ電話代、食費に消えてしまう。昼食は菓子パン1個とペットボトル飲料1本だけの日がほとんど。(郵便物区分け)

BCさん50代男性。夜10時〜朝5時まで7時間の深夜勤務専門。時給920円に25%増しの夜勤手当がついて、週4日勤務、月収10万円ちょっと。昼夜逆転生活でまとまった睡眠がとれなくなった。眠っても1から2時間で目が覚めてしまう。(郵便物区分け)

CDさん30代男性。勤続8年、夜10時〜朝9時までの10時間の深夜勤務専門。時給870円に25%増しの夜勤手当などがついて、週4日勤務、月収16万円ぐらいしかならず、「今後も結婚はできません。休日も家から外にでる元気がでない」と話している。
(郵便物区分け)

 「この状態を社長としてどう思うのか!」と問うと、西川社長は、格差があることを認め、公社時代にはできなかった、「非正規から正規社員への登用」に道を開くと答えました。ハードルを下げ、非正規社員の正規化を大幅に推進することこそ、日本最大の企業の社会的責任です。

 同時に、質疑のなかで、日本郵政の佐々木英治専務は、4年間で2万人弱の人員削減を見込んでいることをはじめて明らかにしました。時事通信がニュースとして配信しましたが、郵政民営化法案の審議での大臣答弁や付帯決議にも反する大問題です。論戦と運動で跳ね返しましょう!

 大阪、奈良の公団自治協の代表から公団住宅20万戸削減反対の要望を受けた後、明日の参院拉致特別委員会の質問準備。昨日衆院で質問に立った笠井亮議員とも相談して完成。夜中の通告となりました。そのとき、ブッシュ大統領から金正日総書記に親書が送られたとのニュースが。北朝鮮をめぐる情勢は日々進展しています。

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