実に心豊かになる1日でした。きょうだけで3回も、コーラスや劇に感動する機会があったのです。1回目は、三男の保育所の「はっぴょうかい」。年長の三男は最後の発表会ですが、｢野に咲く花のように｣の合奏や、｢西遊記｣の劇あそびをみんなで楽しく一所懸命やっていました。西遊記の劇中歌がよかった。「やさしいこころをもてるように　みんなが平和にくらせるように…」。昨日聞いたアフガンの子どもたちのことが重なってジンと来ました。

　2回目は、奈良の青年たちがとりくんだ「国会議員とイッショに考えよう　これからの日本と世界と青年の未来」。オープニングのうたごえは、イラクの友を思って藤原めぐみさんが書いた曲「私の夢〜I wish」。「行きたいんだ　あなたの生まれた場所へ　歌いたいんだ　あなたの好きな歌たちを…」。まっすぐに前をみつめてうたう若者たちの姿に未来を感じました。

　3回目は、「JVC国際協力コンサート2007　第14回大阪公演」（いずみホール）。昨日JVCの谷山さんから｢ぜひ｣と勧められ、奈良から駆けつけました。演目はヘンデルの「メサイア」。第2部の締めくくりはあの｢ハレルヤコーラス｣。高校時代に合唱したフレーズ”for the Lord God omnipotent reigneth.…and He shall reign for ever and ever.”を思わず口ずさんでしまいました。この曲の高揚感はやはりすごい。

　コンサートの最後は会場と一緒に｢きよしこの夜｣の合唱。1日も早く、アフガンやイラクの子どもたちが、ミサイルや爆弾に怯えることなく、母の胸で安らかに眠れますように…。

　50人もの若者たちが集まってくれた奈良の集いではうれしい情報が。派遣大手グッドウィルの労働条件の事前提示に「企業名」が書かれるようになったことがわかりました。グッドウィルに登録している一人の青年が携帯の画面を見せてくれたことで確認できました。11月5日に舛添厚労相に質問し、翌週15日に具体的な資料を厚労省の担当者に提出し改善を求めていたものです。「登録型派遣」「日雇い派遣」の若者たちに対する違法行為の常態化を、小さな一歩ですがただすことができました。若者たちとともに喜び、｢日雇い派遣｣という働き方そのものをなくすまでがんばろうと誓い合いました。