2007年11月17日
和歌山へ。和歌山市内2カ所で「国会報告懇談会」。合わせて120人もの方が参加してくれました。一昨日の証人喚問などホットな話題から、自民党政治をおおもとから変えるあたらしい政治の展望まで50分間たっぷり講演。
そのあとのQ&Aでは、「沖縄県民大会11万人はホント?」「妻がC型肝炎。ぜひ支援を」「南米の変革のうねりについて聞かせて」「和歌山での農業振興策は?民主党農業政策との違いは?」「小学生からの手紙のいきさつを教えて」「95年初当選時といまの国会の様子はどう違う?」「多目的ダムの費用負担増大で市財政が大変」「多重債務者の相談で貧困から抜けられない人が増えていると感じる」など多彩なご質問・ご意見で楽しかった〜。 和歌山市役所で党議員団と懇談。紀ノ川上流にある多目的ダム・大滝ダム(奈良県川上村)が試験湛水中に地すべりを起こし(2003年)、その事後対策のための費用負担が際限なく膨らんで和歌山県や和歌山市にかぶさってくる問題について、ぜひ国政で取り上げてほしいとの要望をいただきました。市長も市議会も党派を超えて頭を抱えている問題のようです。 驚いたのは1972年の当初計画では230億円だった総事業費が、6回の計画変更で3480億円、なんと15.13倍にも膨れ上がったこと。まさに金食い虫です。地すべり発生については、事前予測を誤った国土交通省の責任であるにもかかわらず、その事後対策費まで県や市に転嫁するのは確かにスジが通りません。国会議員団としてもぜひとりくみたいと思います。
夜、市内の繁華街、ぶらくり丁を視察を兼ねて歩きました。郊外型大型店の出店ラッシュで老舗百貨店が倒産に追い込まれて以来、ぶらくり丁に往年の賑わいはなく、まだ宵の口だというのに人通りは少ない。それでも銀座通りでみつけたお店では新鮮なお魚を食べさせていただき、和歌山の商売人の心意気を感じました。中心市街地に賑わいをとりもどすために、大型店の身勝手な出退店を欧米並みに規制することは急務です。きょうは和歌山泊。