沖縄県の代表団の方が来室されました。11万6千人が集まった教科書検定意見撤回を求める県民大会実行委員会の仲里利信委員長(沖縄県議会議長)名で、「県民の沖縄戦の体験と思いを御賢察の上、県民と連携して、検定意見の撤回と『集団自決』の記述の回復を政府に求めていただけるよう格別のご配慮をお願いいたします」とのご依頼でした。
沖縄県会議員、那覇市会議員、県立高校教諭、市教育委員会主事など、文字通り島ぐるみ、超党派のお顔ぶれからも、この要求が沖縄県民の総意であることが読み取れました。私が「気持ちは同じです。“過去に目を閉ざすものは現在も見えなくなる”という人類史の真理を表した言葉を持ち出すまでもなく、沖縄県民の皆さんのたたかいは、痛苦の教訓を生かし、よりよい未来をつくるためのたたかいでもあると思います」と述べると、大きくうなずきながら「そのとおり。これからのことのほうが大事です」とこたえてくれました。
ほんの短い時間でしたが、歴史の真実を消し去る愚挙をゆるしてはならない、という共通の思いにたった深い交流ができたと感じました。
県民大会を報じた地元紙(「沖縄タイムス」「琉球新報」9月30日朝刊)を参考資料にくださいました。一面と最終面ぶち抜きの大見出しと写真。ものすごい迫力です。
午後、参院予算委員会での小池晃政策委員長の質問を応援傍聴。インド洋での自衛隊による給油活動が、米軍の空爆に使われ、多数のアフガニスタン市民を犠牲にしている事実を突きつけられ、福田首相も、高村外相も、石破防衛相も、真正面からこたえることができず、はなしをはぐらかすばかり。やっぱりこの事実がいちばん痛いようです。