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大阪で青年雇用問題のききとり 東京で「教科書検定意見撤回を求める総決起集会」

2007年10月15日

 午前、大阪で青年雇用問題のききとり。日本共産党大阪府会議員団と日本民主青年同盟大阪府委員会(私の後輩たちです)がとりくんだ「青年雇用アンケート」と「ネットカフェ調査」の特徴などをレクチャーしてもらいました。

 調査をつうじて若者の深刻な実態が明らかになりました。特徴は3つ。ひとつは、若者のなかでの貧困のひろがりです。「13時間働いても月収10万円前後」「仕事をやめて住むところもなくなり、2年近くネットカフェ暮らし」など、アンケートでは年収200万円以下が約半数にものぼり、そのうち3割は100万円以下。回答者(400人)の6割は「賃金が安い」ことを不満に感じています。また、2人に1人が非正規雇用ということも明らかになりました。雇用が破壊され、貧困がすすみ、住むところさえ奪われることが、若者にとって現実の問題となっているのです。

 二つは、モノのように扱われる若者の姿です。「夜はいつも満席。スーツ姿で仕事をしている人や、毎日来ている人もいる」というネットカフェ店員の話も。アンケートでも、約半数の若者は違法なサービス残業を押し付けられており、「労働時間が長い」(32%)、「有給休暇が取れない」(27%)という結果でした。3割もの若者が「心と体の健康が心配」と感じるような働き方を強いられています。一方で非正規雇用と貧困の増大、他方で長時間労働と健康破壊。これはゼッタイにおかしい!誰もが人間らしく働けるルール(法律による規制)が必要です。

 三つは、多くの若者が「努力が足りない自分の責任」と自分を責め、傷ついていることです。「ネットカフェ調査」でも、そこで寝泊りする若者たちはなかなか自分のことを話してくれません。基本的に「自分が悪い」「はずかしい」と思っているからです。こんな悔しいことはありません。だって悪いのは彼ら彼女らじゃない。目先の利益のために若者を使い捨てにしてきた大企業と、働くルールを壊してそれを応援してきた政治の責任です。若者たちに「悪いのはあなたたちじゃない!」とさけびたい気持ちになります。

 私もぜひ国政でこれらの問題をとりあげたい。そのために、若者たちの生の声を直接聞かせてもらい、当面、若者の貧困化の入り口となっている「登録型派遣」「日雇い派遣」の規制をめざしてがんばりたいと思います。

 午後上京し、議員会館で自治体病院の再編について総務省よりレクチャー。夕方、議員団会議。夜は国会近くの星陵会館で開かれた「教科書検定意見撤回を求める10・15総決起集会」(主催「東京沖縄県人会」「沖縄戦首都圏の会」)に参加。

photo いい集会でした。9月29日に11万人もの県民が集まった熱い思いを、きょうは200名近い沖縄県からの大要請団が東京に運んでくれました。同時に、「沖縄を見捨ててはいけない」と首都圏の県議、市議、市民が次々と議会での意見書採択に立ち上がったこともリアルに報告されました。歴史の事実を捻じ曲げようとするものたちを、沖縄県民が、そして国民が、瞬く間に包囲し、追いつめつつあることを体で感じることができました。もう一押し、力を合わせてがんばりましょう。
 

photo 宿舎で遅めの夕食。きょうのメニューは、バジルとじゃがいものスパゲッティー、わかめとツナのサラダ。やっぱり料理は最高の気分転換になります。

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