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ストラスブールの欧州評議会へ

2007年10月01日

photo パリのホテルを出て、欧州評議会議員会議が開催されるストラスブールへ。パリ郊外のオルリー空港に向う途中、エッフェル塔のよく見える高台に立ち寄りました。こちらではいまラグビーのワールドカップ大会が開催中とあって、エッフェル塔の真ん中に大きなラグビーボールがぶら下がっていました。

photo パリから空路1時間で到着したストラスブールはドイツとの国境にある街。古くから交通、経済、文化の交流地で、欧州評議会の本拠地が置かれています。ここで欧州評議会について簡単に説明しておきましょう。

 欧州評議会(Council of Europe : CoE)は、1949年、人権、法の支配、民主主義といった共通の価値を擁護・促進することを目的として設立されました。現在、欧州の47カ国が加盟しています。各加盟国の外相によって構成される閣僚委員会、各加盟国の国会議員によって構成される議員会議などの組織があります。議員会議は、閣僚委員会(意思決定機関)への勧告・意見、加盟国の誓約の遵守状況の監視などをおこないます。

 その欧州評議会議員会議にどうして日本の国会議員代表団が参加するのか?じつは私たちが参加するのは、議員会議のうちOECD活動に関する討議の部分です。OECD(経済協力開発機構)には閣僚理事会がありますが、それを監視する議会にあたる組織がありません。そこで、欧州評議会の議員会議で毎年秋にOECD活動に関する討議をおこなっているのです。

 日本の国会議員代表団は1974年から毎年参加し、92年以降は討議における表決権を付与され、修正案の提出などを通じて決議の採択にかかわっています。明日(10月2日)がいよいよその修正案を提案する日。私も提案理由説明に立つ予定です。

photo 在ストラスブール日本国総領事館の川田司総領事によるブリーフィングの前後に、ストラスブールの街を視察。圧巻だったのは高さ142メートルの尖塔を持つノートルダム大聖堂。12世紀初頭に建築が開始され、完成までに3世紀を費やした大聖堂を見上げていると、時間がたつのも忘れてしまいます。ゴチック様式の巨大なアーチや柱、随所にちりばめられた彫刻は、人間の創造力のすばらしさを感じさせてくれます。

photo ルイ14世によるストラスブール領有、マリー・アントワネットの結婚、ナポレオンの軍事蜂起、普仏戦争、ヒットラーの行進など、数々の歴史の断面を見下ろしてきた大聖堂。天を衝くその威容は、私たち現在の人間の行いをどんな思いで見ているのでしょうか。

photo ライン河から引いた運河の岸には、アルザス地方独特の家々(黒い柱、梁、筋交いに白い壁。うろこのような屋根)が並びとても美しい。大聖堂を含む街の中心部はユネスコの世界文化遺産に指定されています。

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