昨日夜びっくりしたこと２つ。ひとつは参議院の予算委員長が自民党に決まったこと。７日の朝刊でも、ある新聞は夕刊でも、「予算委員長は民主に決まった」と報じていたのに、夜のニュースを見てびっくりです。いったい何があったのか？

　今回の参院選の結果、参院の第１党は民主党になりました。各委員会の委員長ポストの配分について、これまでは「はきだし方式」といって、議席を減らした会派が自分で手放す委員会を決める方式がとられていました。しかし、この方式は未来永劫、自民党が第１党であることが前提の方式です。だって、自民党が衰退してどんどん小さくなっていっても、重要ポスト（議運委院長や予算委員長）をみずから吐き出さない限りずっと自民党がそれを担うことができるのですから。

　じつは９８年の参院選で自民党が大敗した後にも、「はきだし方式」の見直しが大問題になり国会審議がストップしたことがあります。当時、私も各党間協議に出ていたので覚えています。そのときは大敗したとはいえ、自民党が第１党だったので方式変更には至りませんでしたが、今回は自民党が第２党に後退したのです。「はきだし方式」そのものを改めさせる絶好のチャンスだったはずです。

　仮に本会議の選挙で予算委員長を決めるとなれば、私たちも、道理のない「はきだし方式」に反対して民主党と共同できたのに…。なんで妥協してしまったのでしょう。もったいない話です。

　もうひとつは被災者生活再建支援法の改正で政府が住宅本体にも支援金支給をすることを決めたという報道（日経夕刊）。事実ならビッグニュースです。そうなるよう大運動したい。

　きょうは党本部で第５回中央委員会総会の初日でした。