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埼玉知事選挙の応援 国会図書館にテロ特措法のレクチャーを発注

2007年08月22日

 朝6時45分、永田町のホテルを出て埼玉県知事選挙の応援へ。午前中、草加市、八潮市でマイクを握りました。

 私が、知事候補としてがんばる吉川春子さんの応援に来たのは、先輩議員としてお世話になったからだけではありません(吉川さんは先月勇退されるまで24年間、日本共産党の参院議員でした)。今回の埼玉の選挙が日本の政治を変える大きなインパクトをもつからです。

 7月の参院選挙では、くらしを壊し、平和を壊す政治はアカン!と国民が自民・公明にガツンとパンチを浴びせました。国民の1票が政治をうごかしはじめました。すばらしいことです。そのなかでたたかわれる埼玉の知事選挙。吉川春子さんと現知事のどちらが、県民のくらしを守り、国民の平和への願いを大切にしてくれるか――これがいちばんのモノサシです。

 くらしの問題はどうか。現知事はこの4年間で、県独自の老人医療費助成制度を廃止し、在宅の重度障害者の手当てを大幅に切り捨て、県立高校の授業料軽減制度を大幅に縮小するなど、弱い立場の人々をばっさり切り捨ててきました。ハンディキャップがあっても、経済的に恵まれていなくても、その人の能力が全面的に発揮される社会こそ、真に豊かな社会です。それを冷たく切り捨てて、多少県の財政がよくなったと自慢してみても、福祉の心を失った政治ほどつまらないものはありません。

 吉川春子さんは違います。国会議員時代から、派遣・パート労働者、シングルマザー、障害者など、弱い立場の人々にあたたかい政治の光をあててきました。吉川さんが知事になれば、ただちに、障害者の応益負担への補助、県立高校授業料減免制度の拡充、国保料・介護保険料・高齢者医療費の軽減対策、私学助成の引き上げを実施します。

 財源は大丈夫。現知事がいっさい手をつけられなかったムダなダムづくりなどにメスを入れれば十分まかなえます。要はハートの問題です。福祉の心があればムダづかいにも本気でメスを入れることができます。あったかハートの吉川春子さんを知事に押し上げて、埼玉県政に春を呼ぼうと訴えました。

 平和の問題はどうか。安倍首相は、参院選の「歴史的大敗」を受けてもなお、改憲の野望を捨てていません。埼玉県民の1票で、もういちどガツンと喰らわせる必要があります。その点で、現知事への1票は安倍首相を励ますことになってしまいます。なぜなら現知事は安倍首相と同じことを言っているからです。いわく、「憲法9条を見直し、世界各国と共に戦う姿勢を見せることが必要」「慰安婦はいても従軍慰安婦はいません」「(侵略戦争肯定の教科書は)きわめて新しい試み」などなど。安倍さんの上を行くタカ派ぶりです。

 この問題でも吉川春子さんは現知事とは対極にいます。十数年前から、韓国、フィリピン、インドネシアで元「従軍慰安婦」の方々を訪ね、歴史の真実に向き合い、超党派の女性議員たちと補償法案をつくり何度も国会に提案してきた人です。その吉川さんが知事になったなら、安倍首相の改憲策動への大きな打撃となることはまちがいありません。

 埼玉に来て、自民、公明とともに民主党が現知事を応援していることは疑問でした。いくら元民主党衆院議員だといっても、自民・公明政治の埼玉出張所長みたいな人を応援したのでは、国民にその実態を隠す「絆創膏」の役割を果たすこととなってしまいます。参院選での国民の期待を裏切ることになるのではないでしょうか。

 くらし壊し・憲法壊しの悪政に、国政でも埼玉県政でもぶれずに対決する日本共産党の参議院議員だった吉川春子さんと、新しい政治を求める県民がスクラムを組んで、国政に続いて県政も変えよう、新しい政治の流れを埼玉からいっそう推し進めようとよびかけました。

 平日の午前にもかかわらず、多いところで30人の方が街頭に集まってくれました。「返り咲きおめでとうございます」「元気の出る話、ありがとうございました」などの声をかけていただきました。ぜひぜひ国民を励ます結果を!

 午後、国会に戻り、次期国会最大の焦点となる「テロ特措法」について国会図書館に資料とレクチャーを発注。国会図書館は、国民への図書の閲覧だけでなく、国会議員の調査活動を補佐する機能も持っています。国政にかかわるどんなテーマでも、大学の準教授クラスの知識を持つスタッフが、要領よく資料をまとめ説明してくれます。これを活用しない手はありません。

 「テロ特措法」については来週レクチャーを受けることにしました。それまでに、昨年の国会でテロ特措法を1年延長した際作成された、参議院外交防衛委員会調査室の資料に目を通しておきたいと思います。
 

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