2007年06月13日
自衛隊による憲法違反の国民監視活動が大きな問題になるなか、堀内照文参院兵庫選挙区予定候補、都築研二党兵庫県議団長らとともに、陸上自衛隊中部方面総監部伊丹駐屯地を訪ね、国民監視活動を行っている情報保全隊の活動の全容公表と、監視活動の中止を申し入れました。 ところが、受付で待たされること10分。ようやく出てきた西村司令業務室長は、「門の外で話を聞く」というではありませんか。「国民の税金で雇われた公務員が、主権者たる国民を部屋にも入れないのか」「憲法16条に保障された国民の請願権を踏みにじるのか」と参加者全員で猛抗議。 押し問答をしている間にも、OA機器など業者の車はすいすい駐屯地内に入っていきます。「業者は入れて、請願者を入れないのはなぜか。われわれはコピー機以下の扱いか」に、まともな説明は返ってきません。「とにかくそういう規則になっている」の一点張り。「昨日の別の団体(安保破棄・諸要求貫徹実行委員会のみなさん)の申し入れは部屋で行ったではないか」とただすと、「昨日は時間が長かったし、人数が多かったから」との説明。「それは差別ではないか。納得できない」「根拠を示せ。何か文書はあるのか」と迫ると、重大な事実が判明しました。 「請願の対応は門外で行うようにとの文書が11日付で出ている」「情報保全隊の問題での請願が増え、中に入れたり、外で聞いたりと対応がばらばらなので、外で聞くように統一せよとの内容だ」というのです。「それはどこから発出された文書か。防衛省か」と問うと「いや中部方面総監部だ」、「文書を見せよ」には「内部文書なので見せられない」とのことでした。昨日(12日)、中に入れたこととの関係では、「私はきょう(13日)文書を見た」との説明でした。 これは大変な問題です。自衛隊の情報保全隊が、場外に出て行って、国民の様々な活動をかくれて監視していたことが、日本共産党の志位委員長の記者会見であきらかにされ、新聞、TVなどで大きくとりあげられたことで、監視されていた団体・個人をはじめ国民的な批判が高まるなか、自衛隊は、全容解明と中止を求める国民の請願は場内には入れるな、との対応方針をあらたに出したということです。自分たちは場外まで出て国民をスパイしながら、それがバレると、国民は場内には入れないようにする――まさに二重に反国民的な態度です。 1時間余りのやりとりで重大な文書が存在することがあきらかとなりました。そのこと自体につよく抗議し、申し入れ文書を手渡してきました。 きょうは、神戸市三宮、元町、そして尼崎駅前で街頭宣伝。どこでも自衛隊の国民監視のくだりは通行人が足を止めるなど大いに注目されました。
夜は、中之島中央公会堂で大阪の業者後援会のつどい。1250人の参加で2階席までいっぱい。税務署の不当な取立てを力を合わせてはねかえす、「死んだらあかん」と仲間の命と営業を守る――人間の強さ、本当の美しさをいつも私に教えてくれる業者のみなさん。きょうもリレートークでは泣けてきました。なんとしても国会に戻り中小業者の怒りと涙と願いを届けたい。市田忠義書記局長も駆けつけ、宮本たけし参院大阪選挙区予定候補とともに決意表明。