2007年05月29日
和歌山キャラバン2日目。和歌山市内で3カ所の「山下よしきと語るつどい」。奥村のり子県議、渡辺忠広、南畑幸代、後みつる各和歌山市議と。JR和歌山駅前で街頭演説のあと、夜は「わかやまかえるネット」の青年たちとQ&A。きょうもドラマがいっぱいあり、4人の方が日本共産党に入党してくれました。 「語るつどい」では、新しい「日本共産党はこんな政党です」のパンフレットも使いながら、@安倍内閣、自民・公明の“くらし壊し”“平和壊し”の暴走に待ったをかける「たしかな野党」、A自民党政治を大もとからかえる「改革プラン」をもつ党、B困った人をほっとかない、あったかい人間連帯の党、という角度から日本共産党の役割をお話。 「困ったときはみんないっしょやから…。お話を聞いてうれしいです」。ダム湖に入水する直前、「最後の十円玉」で「助けてください」と電話してきた老夫婦を探し出し、生活保護を受けてもらうなど、全国2万4千の党支部が“命綱”としての活動にとりくんでいることを紹介すると、片腕の不自由な60代の女性は、目に涙を浮かべながら、入党申込書にサインしてくれました。 「ちゃんと説明してもらってスッキリしました」。元自衛隊員だったという男性が言いました。「自衛隊の海外派兵には反対だが、災害救助や侵略から日本を守るために自衛隊は必要ではないか」とのご質問でした。日本共産党は、憲法9条と自衛隊の矛盾を解決するために、憲法を変える(しかも、ただ自衛隊の存在を憲法上認めるだけでなく、海外での武力行使を可能にする改憲)のではなく、海外派兵をやめ、軍縮に転換し、日米安保条約を廃棄したあとのアジア情勢の新しい展開をふまえつつ、国民の合意で憲法9条の完全実施(自衛隊の解消)に向かうというプログラム(綱領)をもっていることを紹介すると、男性は霧が晴れたような表情で入党申込書にサインしてくれました。綱領の力を実感!
青年たちとのQ&Aも感動的でした。「ネットカフェ難民」や「戦争する国」づくりなど、安倍自民・公明政権の“最大のターゲット”は青年。日本共産党の前進で、若者を“使い捨て”“戦場に送る”政治を転換しよう!との私の呼びかけを、20人の青年たちがみんなまっすぐ受け止めてくれ、熱いトークになりました。 「戦争体験のない青年に『戦争はあかん』って思ってもらうにはどう話したらいいですか?」とスーツがビシッと決まった彼からQ。私から「ひめゆり記念館」をはじめて訪ねたときの衝撃や、ドイツのヘルツォーク大統領の世界大戦終結50周年の演説、選挙中、公園で子どもと遊ぶ若いお母さんたちの反応などを紹介し、みんなで考えました。独身青年への“決めぜりふ”は、選挙のなかで青年自身が練り上げようということに。楽しみなことです。 「世界の流れは本当に平和の方向にすすんでいるんでしょうか?ドイツも右派の大統領になったし…。この子とどこかに逃げたほうがいいんじゃないかって考えることもあります」と小さな子どもを抱っこしたお母さん。イラク戦争開戦前に世界の市民が反戦運動に立ち上がったこと、それが各国政府を動かし、国連安保理でアメリカの提案したイラク戦争容認決議案が通らなかったこと、イラク戦争とその後の占領は完全に破綻したことなどを紹介し、21世紀の世界は、アメリカ一国の言いなりになる世界ではなくなっていること、軍事ではなく外交こそが重要な意味をもつ時代となっていることを話すと、「すごく明るくなりました。この子のためにもがんばっていきます」と彼女。目には涙がたまっていました。 青年たちとのトークはいつも新鮮な気持ちにさせてくれます。がんばろー!