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いっせい地方選前半戦最終日 大正区で「沖縄の心」、西成区で「庶民の心」を訴えました

2007年04月07日

 いよいよ最終日。神戸市東灘区、大阪市西成区、大正区、阿倍野区を駆け回り、候補者といっしょに、あるいは単独で、マイクが使える午後8時まで18回の街頭演説。昨晩、この4行政区の選挙情勢を、党県委員長、地区委員長さんに聞いていたので、それぞれの特徴を踏まえた演説にしました。

 大正区ではうれしい再会がありました。那覇市議の大城チョースケさん。いや〜なつかしい。私が初めて参院比例候補として沖縄を訪ねたとき、ずっと同行してくれたのがチョースケさんでした。「ひめゆり祈念館」も案内してもらいました。1992年、いまから15年も前のことです。人懐っこい笑顔はあの時と変わりません。チョースケさんは、沖縄県人の多い大正区(区民の3割が沖縄県出身者とその家族といわれています)に応援に駆けつけてくれていたのです。ありがたいことです。

 その大正区で、小谷みすず府議、矢達幸市議とともにマイクを握りました。テーマは、「沖縄の心」を代表できるのはどの候補か?無所属の府会候補が、「沖縄出身者」を”売り”に、公明党の応援も受けて、日本共産党落としに躍起になっているとのことだったからです。では「沖縄の心」とは何か。「命(ぬち)どう宝」(いのちこそ宝)という言葉が示すように、平和こそ沖縄の心です。

 第二次大戦中、日本で唯一の地上戦となった沖縄戦。20万人もの県民が犠牲となりました。そのなかに「ひめゆりの悲劇」があります。旧日本軍は、沖縄本島から離島に疎開していた沖縄女子師範学校の女子学生たちを、従軍看護師として激戦の予想される本島に呼び戻したのです。500数十人の女子学生のうち300数十人が亡くなりました。「ひめゆり祈念館」の壁一面に彼女たちの遺影が掲げられてあります。年齢は最高でも20歳、最少は15歳でした。

 その少女たちの顔を一人ひとり見ながら思いました。彼女たちも、もっと生きたかったろう。教師になって教壇にも立ちたかった。もちろん恋もしたかった…。けど、それを彼女たちに許さなかったのがあの戦争でした。しかもそれは、沖縄を、日本を守るための戦争ではなく、アジアの人々を苦しめた侵略戦争だったのです。

 彼女たちに囲まれながら、私は、彼女たちの青春を断ち切った侵略戦争に命がけで反対した日本共産党という政党があったこと、自分がその党の一員であることに、心から誇りを感じました。そして、彼女たちの無念を絶対に今後に生かさねばならないと固く誓いました。

 沖縄の心とは、まぎれもなく、戦争のない平和の心です。ところが、いまその沖縄で、戦争のための米軍基地が強化されようとしています。教科書検定で、沖縄戦での「集団自決」は日本軍の命令ではないと歴史が改ざんされようとしています。そして、憲法9条が変えられ、「ひめゆりの悲劇」が繰り返されようとしています。すべて自民・公明政権がやろうとしていることです。

 私は、大正区に住むすべての沖縄関係者の方に心から訴えました。自民党や公明党の応援を受けるような人物に、沖縄の心を代表することはできません。侵略戦争に命がけで反対したただ一つの党、憲法9条を守るために命がけでがんばりぬく党、日本共産党こそ、真に沖縄の心を代表できるのではないでしょうか、と。

 横で聞いていた小谷みすず府議が、「涙が出ました」。じつは私も、ひめゆり祈念館での気持ちを思い出して涙がこぼれそうになりました。響きあえ!沖縄の心と反戦平和の党!

 西成区では、がもう健前府議とともにマイクを握りました。@4人家族に10万円もの増税を押し付けた「庶民大増税」への審判を庶民のまち西成から下そう!A「解同」が相手なら税金を湯水のように垂れ流す「不公正な同和行政」はやめよという意思を示そう!と訴えました。

 西成では、公明党が、本当の信仰心があるならとても口にすることができないような言葉で日本共産党の悪口ばかりいっていました。きっとお天道様はご覧になっていることでしょう。彼らが共産党攻撃ばかりするのは、自分たちの悪政を覆い隠すためです。公明党が国政で政権入りしてから、医療・年金・介護は悪くなるばかり。くわえて庶民増税の言いだしっぺは公明党。そんな庶民いじめの悪政に、真正面から対決している日本共産党への攻撃は、「悪政にだまってがまんせよ」という市民への攻撃でもあります。ならば、市民の良識ではねかえそう、とよびかけました。


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