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「オール与党」の議会質問は誰が書く? 神戸市西区、宝塚市で演説

2007年03月16日

 朝から神戸市西区で活動。定数3の県議選で議席奪還めざす金田峰生前県議、定数11の市議選で南原富広市議とともに複数議席めざす中川なが子市議予定候補と一緒に6カ所で街頭演説をおこないました。きょうも冷たい風(突風!?)にさらされながらの演説でした。

photo 兵庫県議会、神戸市議会で、自民、公明、民主は「オール与党」。前回選挙以降、知事提案の議案1150件(昨年12月議会まで)、市長提案の議案719件(同)に、それぞれ100%賛成しています。「神戸」(3月10日付)は「沈黙の議場 議案否決半世紀ゼロ」との見出しで兵庫県議会の異常ぶりを指摘しました。

 「オール与党」の実態でもうひとつ注目されているのが、兵庫県当局の「政務調査員」が県議の議会質問を作成している問題。「朝日」(3月11日付)が内情を暴露しました。「政務調査員は…一部の県議を除き、質問を原稿にまとめて事前に手渡す。財政課が並行して知事らの答弁書を作成。こうして質疑の『台本』は完成する」。「質問項目すら考えない議員もいて、そんなときは県がPRしたい内容を書いた」という元「政務調査員」の証言も載せています。

 その目で見ると、「オール与党」の一員である民主党県議の質問はなかなか興味深い。たとえば神戸空港問題。乗客が少なく経営が成り立たない神戸空港について、県は、神戸空港と関西国際空港を海底トンネルで結ぶ(事業費7000億円)というとてつもなく無謀な計画をもっています。ムダにムダを重ねるこの巨大開発について、神戸市東灘区選出の民主党県議は、「両空港を海底トンネルで結ぶという雄大な構想があります。この構想が実現すれば…関西国際空港と神戸空港は、相互に補完することによりその機能をいかんなく発揮できる」「早期に具体化すべきだ」と知事に迫りました(05年3月3日、本会議)。

photo 無謀な巨大開発を「雄大な構想」ともちあげるこの質問は、表現の仕方も含め、まさに「県がPRしたい内容」そのもの。いったい誰が書いたのか。

 また民主党は、県民の切実な請願にことごとく反対し、葬り去ってきましたが、反対討論の内容も県の立場を代弁するようなものが多い。たとえば、子どもの医療費無料化と所得制限撤廃を求める請願には、「所得制限については…今後、基準が根本的に変わる可能性が多い」という理由で反対(06年6月9日、健康生活常任委)。保育所予算の増額を求める請願には、「県当局は国に要望もおこなっているから」と不採択を主張(06年3月3日、同)しています。いずれも「5児の母」をアピールしている東灘区選出の民主党女性県議の討論ですが、これを書いたのは誰なのでしょう。

 常に県当局と同一歩調をとり、議会での質問や討論まで県当局に準備してもらっているとしたら、なんのための議員なのか、存在意義が根本から問われることになります。こうした「オール与党」の実態を、広く有権者に知らせることは、いっせい地方選挙での大事な活動のひとつです。

 日本共産党は、地道に県民・市民の声を集め、その声を代表して議会で積極的に発言していること、そして、@県政・市政に“福祉の心”をとりもどす、Aムダな大型開発に市民の目線で“待った”をかける、B汚れた政治はゆるさない、というかけがえのない役割を果たしていることを訴えました。公園の陽だまりで座って聴いてくれたおばあちゃん、おじいちゃんたちが、笑顔で手をたたいて応援してくれました。

photo 街頭演説の合間に西神戸医療センターを訪問。中田正則常務理事・事務局長と懇談させていただきました。同病院は阪神・淡路大震災の直前に建てられ、震災時は激震地からたくさんのけが人や病人を受け入れたそうです。日本の医療のあり方について全面的な意見交換ができました。

photo 夜は宝塚市で演説会。定数3で4選めざすねりき恵子県議、後半戦の市議選で定数減のなか議席増をめざす、となき正勝市議、草野義雄、たぶち静子両前市議、田中こう市議予定候補とともに訴えました。

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