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「政治家は現場がどんなにアップアップしてるか見てほしい」――東大阪で介護施設を訪問 夜は大阪私学後援会で講演

2007年03月13日

photo 朝、天王寺駅東口で宮本たけし参院大阪選挙区予定候補、奥村健二大阪府議、稲森豊大市議と宣伝。そのまま東大阪へ移動し、和田正徳、小林隆義、くち原まこと各大阪府議とともに活動。夜は大阪私学後援会で講演でした。

 東大阪のある市営住宅での小集会。高齢の方ばかりだったのですが、大阪府のムダな巨大開発のために“箕面の滝”が細り、電動ポンプで水を汲み上げている話題になると、さっそく「ええっ!いつから“人口の滝”になってんの?去年みんなで滝の前で記念写真撮ったのに…」という声が上がりました。他にも「年金は下がってるのに税金は上がる。家の中ではボヤキ専門」「年金だけでは生活できない。定年になっても働かないといけない」など、暮らしの悪化がリアルに出されました。

photo 自民、公明、民主の府議さんたちも、税金を使ってわざわざ海外「視察」に行かなくても、こういうところに来れば府政の課題が見えてくると思うのですが…。

 東大阪では介護施設訪問にも取り組みました。特養、デイサービス、訪問介護、街角デイハウスなど様々な分野の8つの事業所を訪問。この間の介護保険制度の改悪で、どこでも「言いたいことはいっぱいある!」という状況でした。整理してみると――

@「認定区分」の変更で、半分ぐらいの利用者の介護度が落とされた。点数がないので外へ連れ出すこともできず、買い物の楽しみもなく、機能維持できなくなっている人もいる。通院介助が受けられなくなり、「今日から一人で行って」と言われた人もある。(訪問介護)

A「区分認定」が実態に合わない。常時酸素吸入が必要で、お手洗いにも行くのもしんどい人が「予防」になった。医師の意見も添えて再申請したが「却下」された。(訪問介護)

B介護ベッドや車椅子など福祉用具の取り上げがすすんだ。業者は引き取った福祉用具を置く場所がないと泣いている。(訪問介護)

C介護職員の給料も減っている。ヘルパーの数も減っている。景気がよくなったら、(他の仕事の方が給料がいいので)ヘルパーは減る。そのうえ来年からはヘルパー3級の資格がなくなる。5年後は2級も廃止。5〜600時間の講習を受けないといけない。でも働きながら講習受けるのは無理。その間利用者をほったらかしにできない。(訪問介護)

D提出書類が多すぎる。区分やプランが変わるたびに、1人1センチくらいの厚さの書類を書かなければならない。1回の訪問介護の記録も細かく求められる。介護をしているのか書類を書いているのか分からない。(訪問介護)

E2000年の介護保険スタート時から、介護報酬が上がっていない、下がっている。施設経営のために人件費を減らし、非常勤化せざるを得ない。介護の質が落ちるのが悔しい。4年制大学で福祉にすすむ学生は激減した。介護福祉士の専門学校も学生が集まらない。報酬が低く社会的地位が低いからだ。(特別養護老人ホーム)

 以上、まさに矛盾が噴き出しているという感じです。「政治家は現場がどんなにアップアップしているか見てほしい!!」(訪問介護)、「低所得の方は年金が2カ月で7万円くらい。介護サービスを受けたいのに我慢される。誰もが老いは避けられない。人間にとって何がいちばん大事か考えたら、道路をつくるよりも…と思うのですが」(ケアマネージャー)という声を、政治に携わるものは真正面から受け止めなければなりません。

photo 夕方、東大阪で2回の街頭演説のあと、夜は、大阪私学日本共産党後援会学習決起集会で50分の講演。私立学校は、高校で生徒数の3割を占めるなど、わが国の公教育を支える大切な役割を果たしており、私学への公的助成は国と自治体の責任です。にもかかわらず、私学助成は低く抑えられたままで、教育条件や父母負担の公私間格差は歴然としています。とくに大阪府はひどい。私学助成・経常費補助の削減で、生徒1人あたりの単価は11年連続据え置き。こんな県は他にありません。07年度予算では、大阪府独自の予算はついにゼロになってしまいました。

photo わが家も高2の2男が私学に通っています。年間60万円を超える授業料はメチャクチャきつい。もちろん奨学金など利用できる制度はすべて利用していますが、「奨学金が授業料に回らない」のが実態です。クラブの夏合宿や遠征、修学旅行は10万単位で費用がかかるからです。「なんとしても私学助成の大幅引き上げを!」。まさに自らの問題として声を大にして訴えました。がんばりましょう。

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