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神戸で志位委員長を迎えて大演説会 7000人が元気になりました

2007年02月18日

photo いやあ、大成功でした。志位和夫委員長を迎えた神戸ワールド記念ホールでの大演説会に、兵庫県下各地から7000人もの方が参加してくださいました。いっせい地方選挙と参院選挙の予定候補者も紹介され勢ぞろい。代表の決意表明に大きな拍手が起こり、会場は二大選挙勝利への熱い決意がみなぎりました。

 私はこの会場でお話しするのは初めて。ちょっと緊張しましたが、派遣・請負の若者たちのたたかい、阪神・淡路大震災の被災者の思いを胸に、気迫をこめて訴えることができました。(私の演説は、下段に別掲)

 志位委員長は、国政問題とともに、兵庫県政、神戸市政における日本共産党の役割について詳しく解明しました。国の冷たい政治に輪をかけた負担増(年金月20万円の高齢者の税・保険料負担が04年9万円から08年36万円に!)押し付けの一方で、開港1年の神戸空港の破綻ぶりと関空―神戸空港間の海底トンネル構想、全国で唯一、企業誘致補助金に上限がなく松下プラズマ1社に175億円など、税金のムダづかいをリアルに批判。日本共産党の躍進で県政・市政に福祉の心を取りもどそう!とよびかけました。どよめきや拍手など会場の反応もビンビン伝わってきました。

 終了後、会場出口でお礼のごあいさつ。皆さん表情が高揚していて元気が出た様子。私も「山下さんや、握手してもらお」「お話しよかったです」「元気が出ました」「たのむでー」とたくさんの方に声をかけていただきました。うれしいことです。

 演説会のあと志位委員長と青年のトーク集会もありました。「志位さんは演説がうまいけどどんな努力をしているんですか?」「エステの職場はアルバイトが大半。正社員の長時間ただ働きを見てアルバイトの方がいいと思っている子も多い。どうやって話しかけたらいいですか?」「東大を出なければ志位さんみたいな立派な人にはなれないんですか?」「外国から日本はどう見られているんですか?」など、青年たちの成長への葛藤がにじみ出る質問が次々出され、志位さんも「うーん」と一緒に考えながらこたえる場面も。あっという間に時間が過ぎました。

 せっかくなので、会場からすぐの神戸空港を視察。なるほど、空港島の企業誘致予定地は広大な空き地。レンタカー会社が1社ぽつんとあるだけでした。空港島の手前の埋め立て島・ポートアイランドにも広々とした空き地があるというのに、あまりにも無謀です。巨大開発の需要予測はどこでもこういう現実離れしたものばかり。地方政治ですべて賛成してきた自民、民主、公明の「オール与党」に厳しい審判を下さなければなりません。


 以下は、ワールド記念ホールでの私の演説です。

※  ※  ※

photo 山下よしきです。日本共産党を好きになってくれる人、日本共産党と書いてくれる人をドンと増やしたいと、兵庫、大阪、滋賀、奈良、和歌山を、毎日元気いっぱい走っています。どうぞよろしくお願いします。

 昨年10月、尼崎にある「松下プラズマ」という会社の工場に調査に入りました。薄型大画面テレビの画面を、世界の28%も作っている最新鋭の工場です。そこでたくさんの請負労働者が使われていると聞いて、党国会議員団といっしょに調査に入ったんです。

 松下本社からも幹部が来ていました。私たちが「この工場で働く請負労働者は何人ですか」と尋ねたら、「把握しておりません」という答えが返ってきました。松下の社員じゃないので人数もつかんでない、これでは部品や材料以下の扱いです。「それはおかしい。これだけいるはずだ」とこちらから数字を示すと、しぶしぶ認めました。「ここで働く正社員は300人。請負労働者は800人です」と。

 国会で市田さんが「大企業の生産現場で大量の若者が使い捨てられている。この現状をどう思うか」と詰め寄ったら、安倍総理は「ワーキングプア(=働いても働いても貧しいままの労働者)を前提とした生産になっているとしたら大問題だと思います」と答えました。非常に重要な答弁です。だって前提になってるんですから。正社員300人、請負は800人。彼らがいなければ松下のテレビもトヨタの車も生産できません。それが大問題だと総理が言うのならただしてもらわなければなりません。

 直後、大変うれしいニュースが飛び込んできました。徳島の日亜化学工業という、青色発光ダイオードを発明し生産している大きな会社が、そこで働く請負労働者1600人全員を、直接雇用し、正社員にしますと発表したのです。派遣・請負で働く若者たちの勇気ある告発と、日本共産党の国会論戦が、若者を使い捨てにしてきた日本の社会を動かし始めました。この到達点を、すべての職場、すべての若者たちに広げるために、ご一緒にがんばろうではありませんか。

 私の国会活動の原点は、阪神・淡路大震災です。道路や港はどんどん復興するのに、被災者個人の生活再建はいつまでたっても置いてきぼり。震災の年に国会に送っていただいた私は、村山総理、橋本総理にくりかえし個人補償を求めました。しかし、「私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則だ」という冷たい冷たい答えしか返ってこなかった。国会議員というのはこんなにも無力なのか、と悔しい思いをしました。

 そのとき、私を奮い立たせてくれたのが、阪神・淡路の被災者の深刻な実態と生の声であり、「被災者の生活再建に公的支援を」という被災地からの大きな運動でした。そうや!政府がやらんのなら、立法府たる国会が、被災者とともに法律を作ろう、それが戦後未曾有の大災害が起こったとき国会に身をおくものの歴史的使命とちがうか――その思いでがんばることができました。あの時みなさんとつくった被災者生活再建支援法は、その後の災害で被災した人たちの支えとなっています。どんなに壁が厚くとも、国民・市民の運動とスクラム組んでたたかうなら政治を動かすことができる――これが私が阪神・淡路のみなさんとともにつかんだ確信です。

 しかし、みなさん。12年たったいまも、神戸の復興公営住宅ではお年寄りの孤独死が絶えません。長田区の立派な再開発ビルの中では、中小業者が重いローンにあえいでいます。そして、被災地だけでなく、多くの人びとが、貧困と格差の広がりに苦しんでいます。いまこそ、困った人をほっとかない、あったかい人間連帯の党、日本共産党がもっと大きくならねばなりません。

 どうか、目前のいっせい地方選挙と参議院選挙で、日本共産党の議員を増やしてください。私、山下よしきを、震災時、神戸大学の学生として、倒壊した下宿の瓦礫の下から学生たちを助け出した、兵庫の若き代表、堀内照文さんと一緒に、再び国会で働かせてください。心からお願い申しあげましてごあいさつとします。ありがとうございました。

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