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安倍首相の施政方針演説を読んで

2007年01月27日

 危なさとともに、弱さ、もろさを感じました。安倍首相の施政方針演説(1月26日)を読んでの感想です。この演説は、世界の流れにも、国民の暮らしにも足場がないな…と思いました。

 安倍首相は冒頭、「私は、日本を21世紀の国際社会において、あらたな模範となる国にしたい」と切り出しましたが、その結論は「憲法改正について議論を深めるべきだ」、改憲手続き法案の「今国会での成立を強く期待する」というものでした。

 これはおかしい!イラク戦争・占領の破たんぶりをみれば、どんな超大国でも軍事の力だけで世界を支配することはできないことは明らかです。北朝鮮の核実験に対する国際社会の対応をみれば、いまの世界は、軍事ではなく外交こそが重要な意味を持つ時代となっていることもはっきりしています。こうしたなか、ナイロビで開かれた世界社会フォーラムでは、「戦争のない世界」への先駆けとして日本国憲法9条が注目され、戦争と軍隊を放棄する9条が世界にとっても有効だとの考えが共有されました。

 21世紀の国際社会で、憲法9条を投げ捨てることは、模範どころか逆流でしかありません。首相の演説には、それが分からない視野の狭さを感じます。憲法を守る一点での共同をすすめる私たちこそ、世界の流れに合致しているという確信にたって、改憲策動に堂々と立ち向かいたいと思います。

 「貧困と格差の拡大」に多くの国民が胸を痛めているのに、安倍首相の演説ではひと言も触れられなかった点も違和感を感じます。かわりに首相が示したのは、「大企業向け減税」と「消費税増税」路線。国民の暮らしや願いとあまりにもズレています。いま、庶民から吸い上げて大企業にばらまく「逆立ち税制」で、貧困と格差に追い打ちをかけるようなことが許されるのか!?これが大多数の国民の気分でしょう。

 憲法25条に保障された生存権を守るための国民的大運動を展開しながら、「逆立ち税制」と「労働法制改悪」に待ったをかけるためにがんばりたい。

 危険性とともに、世界にも国民にも根を持たない、安倍・自民公明政権の弱さともろさが日々明らかになっています。平和と暮らしを守る運動をうんと強めよう!そして2大選挙で自民党政治のゆがみを根本からただす日本共産党の前進をかちとろう!あらためて決意させてくれた施政方針演説でした。

 

 

 

大阪憲法会議・共同センターの

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