2006年12月01日
社会保険神戸中央病院(神戸市北区)の存続問題で西尾晃院長、長谷川泰事務局長と懇談しました。同病院は、22万6千人の人口がある北区の中で、救急医療の最大の受け入れ先となるなど、公的な総合病院としてなくてはならない役割を果たしています。 ところが、厚生労働省は、神戸中央病院も含め、全国に52ある社会保険病院を、「新しい経営形態への移行」「統合」「売却」「病床数の削減」など、「整理合理化」しようとしています。「政府管掌健康保険の厳しい財政状況」から「今後、社会保険病院の施設整備について基本的には保険料財源を投入しない」(02年12月厚生労働省方針)というのですが、すでに、52の病院は「自己努力」によってすべて黒字化し、健康保険財政からの補填はゼロとなっています。そのうえで、救急医療や、医師・看護師の教育など、地域医療に大きな貢献をしているのです。 「う〜ん、お話をお聞きすればするほど、なぜ、社会保険病院の『整理合理化』が必要なのか理解できませんねえ…」と私がつぶやくと、お二人とも大きく頷いて「そのとおりです」。現在、厚生労働省は、「整理合理化」の具体案を作成中とのことですが、当初の前提が崩れたいま、公的病院としての機能低下を招くだけの「整理合理化」は中止すべきです。ことは神戸中央病院だけの問題ではありません。全国の社会保険病院で同じ問題が起こっています。横の連携も強めながら、地域医療を守るために、運動を起こしたいと思います。 訪問・懇談は、堀内照文参院兵庫選挙区予定候補、金沢はるみ神戸市議、ぬきなゆうな県議予定候補、森ひろし市議予定候補もいっしょでした。 その後、有馬に足を伸ばし、有馬郵便局、観光協会に先日の郵政公社近畿支社との交渉内容をご報告。さすが日本三古泉(有馬、道後、白浜)のひとつ。平日だというのに、観光客でにぎわっていました。ついでに、外湯「金の湯」にも浸かって、あ〜極楽極楽。 湯上りの身体が冷えぬ間に、有馬から直通バスに乗って、夜の演説会のある宝塚へ。長男、二男が小さい頃、宝塚ファミリーランドや手塚治虫記念館に来たことはあるのですが、候補者として屋内で演説するのは初めて。堀内さん、ねりき恵子県議(3人区で3期連続当選はすごい)、草野義雄、となき正勝、たぶち静子、田中こうの各市議予定候補(1議席増をめざします)とともにお話させていただきました。皆さんよく笑い集中して聴いてくださり、私の”宝塚初舞台”は無事終了。藤木洋子元衆院議員も駆けつけてくださいました。