きょうは日本国憲法公布60周年。全国各地で憲法を守る取り組みが開催されます。私は、大阪城野外音楽堂で開かれた｢九条の会・おおさか」のつどいに参加しました。

　放送作家の新野新さんや、関西大学名誉教授の小山仁示さん、大阪府生活協同組合連合会会長の津村明子さんが、ご自身の空襲体験を通して戦争の悲惨さと平和の尊さを語り、近畿大学や韓国の若者が平和のネットワークを広げている様子を報告、音楽家や芸術家は演奏や踊りで平和への思いを表現してくれました。そして参加者は2000人に！

　立場やジャンルは違えども、戦争は二度としたらアカン！平和な世界を子どもらに残したい！との思いはひとつ。憲法を守る草の根の共同が、静かに、しかし着実に広がり続けていることを実感できるつどいでした。安倍さん！｢5年以内｣の改憲は、おっしゃるほど簡単ではありませんよ！(写真は、韓国・平和ネットワーク政策室長の李俊揆（イ・ジュンキュ）さんと）

　夜は、青年運動時代からの知人でもあるＮさんの結婚を祝う会に出席。関西勤労協の中田進先生はじめ、友人、知人からの心温まる言葉の数々に、Ｎさんの誠実な人柄が表れていました。おめでとう、まみちゃん（Ｎさんの愛称）！お幸せに！


　私からのお祝いの言葉を紹介します。

　真美さん、和也さん、おめでとうございます。この日を待っていました。本当にうれしいです。
　真美さん（まみちゃん）が、中学3年生のとき、初めて民青北河内地区委員会の事務所にきたときのことを覚えています。当時私は地区委員長。まみちゃんはクリクリした目で、世界のどんな問題にも興味津々という感じでした。

　高校生のときに、核兵器廃絶署名を学校で集めようと、みんなでがんばりました。｢この署名はみんなしてくれる｣「“平和を守る正義の戦士”ワッペンが大好評」など、まみちゃんたち高校生のもつ平和のエネルギーの大きさにびっくりし励まされました。「けど一回つくった核兵器は爆発させんとなくならんの違う？って友達にいわれた。委員長どう答えたらいい？」と質問されたこともありました。学んで行動して、壁にぶつかったらまたみんなで勉強して…。そんななかで、みんなぐんぐん成長して、仲間もどんどん増えました。
　あの頃、高校生だった人たちが、いまそれぞれに社会進歩の事業の担い手としてがんばってくれていることは、私の大きな誇りです。

　現在、真美さんは、日本共産党の大阪府委員会で仕事をしてもらっています。
　パートナーの和也さんは、障害をもつ人たちの生活を支えるお仕事をされていると聞きました。
　どちらも、一日一日人間を大事にしながら、同時に、一人ひとりの能力が全面的に発揮できる“新しい社会”をめざすことに通じる仕事であり、生き方だと思います。

　もちろん苦労もあり、困難もあります。けど、あのころ民青北河内地区委員会の合言葉は“困難の壁よりも高く成長しよう”でした。和也さんという同じ志を持つ人生のパートナーを得た真美さんが、和也さんとともにいっそう高く成長されて、個人としても、また私を含む人間集団としても、困難を乗り越え前進する力を大きくしてくださることを願っています。これからもいっしょにがんばろうね。応援するよ。

　以上、私自身の決意も込めて、お祝いの言葉とさせていただきます。