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西成で介護施設訪問、夜は消費税学習会で1時間講演

2006年10月11日

 きょうは午後から大阪市西成区で活動。介護関係の施設・団体訪問と、夜は「消費税をなくす西成連絡会」の学習会で1時間の講演でした。

photo 介護施設・団体の訪問はアポなし・飛び込みでしたが、7ヵ所のすべてでていねいな対応をしていただきました。それだけ、「改正」介護保険法による利用者サービスの後退、施設経営への打撃が大きいということでしょう。

 どこでも、介護ベッドや車椅子の“取り上げ”問題が出されました。今年4月の法「改正」後、介護認定の基準が変わり、これまで「要介護」だったのに「要支援1、2」に区分され、福祉用具の貸与を受けられなくなった人が続出しているのです。業者から自費でレンタルすることもできますが、西成区では月3000円のレンタル料が捻出できず、介護ベッドなしの生活に戻る方が圧倒的に多いそうです。

 本人の身体機能が回復して区分が変わるのならともかく、制度の都合で必要なサービスが受けられなくなるとは本末転倒です。今回の法「改正」の最大の動機が、軽度介護利用者の報酬が予想を超えて伸びたので、その部分を抑制することにあった――お会いしたケアマネから共通して指摘されたことでした。しかし、グアムに建てる米軍住宅に7000億円も税金を使う「思いやり」があるなら、日本のお年寄りから車椅子や介護ベッドを取り上げるのはやめるべきです。どこでも、税金の使い方の逆立ちぶりに対話が弾みました。

photo 法「改正」後つくられた「地域包括支援センター」(西成区社会福祉協議会に併設)も訪ねました。西成区でも「要支援1、2」(介護予防サービス)と区分認定される人が急増しており、介護予防のケアプラン作成業務が多忙で、ケアマネージャー支援、高齢者虐待の対応など本来の仕事ができにくい状況にあることも率直に語られました。これは改善が必要です。(写真は、「介護予防事業」用の運動機能向上マシン。スポーツジムのトレーニングマシンとほぼ同じです)

 訪問は、がもう健前府議、尾上やすお市議予定候補、そして青年運動時代からの友人でもある山田英樹西成医療生協ケアマネが同行してくれました。

photo 夜の「消費税学習会」は「格差拡大においうちをかける消費税増税にストップを!」と題して講演。とくに、消費税が@応能負担――所得の少ない人はより少ない負担、多い人はより多い負担、A生計費非課税――生きていくのに必要な経費には税金はかけない、という近代社会の税制の民主的原則からことごとく外れた”弱いものいじめ”の悪税であること、また、消費税増税に頼らなくても、@バブル期の1.6倍も利益を上げている大企業の法人税減税を元に戻すだけで年間5兆円、A関空2期や神戸空港などむだな大型開発をやめれば年間数兆円、B米軍基地強化のための税金投入やめれば3兆円など、財政再建しつつ社会保障を充実させる道はあることを力説しました。

 90人の参加者から質問もいただき活発な討論。「ようわかる話やった。レジュメと資料をもっとほしい」「税務署の調査に、もっと大企業など取れるところからしっかり取れといってやりたい」など意気高い感想をいただきました。


photo◆きょうの風景◆西成区の梅南商店街から見えた夕焼け。とってもきれいでした。

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