あったか連帯ウェブ---山下よしき
トップページへ メッセージはこちらからどうぞ サイトマップ 記事検索
特集
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
新聞赤旗 日刊紙 日曜版
見本紙
購読

よしきからあなたへ

全国注目の栗東市長選挙の応援 

2006年10月08日

photo 滋賀県栗東市へ。栗東といえば「ディープインパクト」(栗東には競走馬のトレーニングセンターがあります)と「新幹線新駅」で全国的に有名になりました。その栗東で近く市長選挙が行われます(10月15日告示、22日投票)。日本共産党は「新しい栗東市政をつくる会」の杉田さとしさんを推薦しています。最大の争点はやはり新幹線栗東新駅問題。しかし、この問題ではすでに2回の審判が下っています。

 ひとつは、7月に行われた滋賀県知事選挙です。自民、公明、民主の推す、新駅推進派の現職候補が敗れました。現職候補の得票は全県で18万票。対して、「中止」「凍結」をかかげた候補の得票は合わせて28万票。「新幹線新駅はいらない」が県民多数の声であることがハッキリ示されました。

 もうひとつは、9月の大津地裁の判決です。新幹線新駅建設にともなう「仮線工事」の費用100億円をJRではなく栗東市が出す、そのうち43億円は起債でまかなうという計画について、「市民の財産に残らず借金だけが残る起債は法律違反」と市民が裁判に訴えました。栗東市は「仮線工事は市道の拡幅に必要」と主張しましたが、裁判所は「仮線が不可欠かどうか検討されてない。43億円の起債はしてはならない」とキッパリ判決を下しました。
 
 県民・市民も、裁判所も、“新幹線新駅はいらない”“そのために栗東市が借金してはならない”と審判を下したにもかかわらず、いまの市長は何が何でも新幹線新駅をつくるとしがみついています。ならば、知事に続いて市長も変える選挙にしなければなりません。2つの審判にそって市政をすすめる人を市長に選ばなくはなりません。杉田さとしさんは、新幹線新駅の「中止」をはっきり公約しているただ一人の人です。

 栗東市の借金は1023億円、市民一人当たり165万円。このまま新駅を推進すればさらに300億円の負担が市民に押し付けられます。ある経済紙の調査によると、全国に600以上ある市の中で、栗東市は、財政力指数第1位、地方税収額第1位(東洋経済新報05年)。ところが、別の経済紙の「住民サービス番付」では栗東市は403位(日本経済新聞社05年)。子どもたちが通う学校の校舎は古くてボロボロ。「柱はシロアリの巣」「どん帳は3年前に落ちたまま」「ガラス窓は危険で開けられない」と聞いて驚きました。本来豊かな市の財政力が、新幹線新駅などに向けられ、住民に還元されていないということです。

 杉田さとしさんは、豊かな財政を、市民のくらし、子ども達の教育、お年寄りの福祉をよくするために使います。具体的には、@小学校卒業までの子どもの医療費の無料化(お隣の野洲市は今年から実施)、A小中学校で35人学級を早期に実現、B学校給食を自校調理方式にあらため、地元の安全で新鮮な農産物をたっぷり使う「食育教育」、C国民健康保険、介護保険の市民負担軽減、などです。街頭でも、若いお母さんたちから「うわー、いいなあ」と声が上がりました。財政は豊かなのですから、市長が変わればすぐに実現できることです。

 市長選に後から名乗りを上げた前市議も新駅「凍結」といっているのでは?と戸惑っている市民もあるようです。そこで私は、前市議について2つの情報を提供しました。ひとつは、前市議の市長選出馬会見での発言です。「駅は必要。建設費など見直しを検討したい。開業が3年5年遅れることもありうる」と言ったと報じられています(「朝日」)。これは「凍結」ではなく新駅「推進」宣言です。

 もうひとつは、前市議の所属した会派、応援を受けている会派の態度です。大津地裁判決を不服とした現市長は控訴することを決断し、市議会に承認を求めました。日本共産党の3人の市議は原告であることから退席しましたが、出席した15人の議員全員が「賛成」してしまいました(10月4日)。前市議の所属していた会派も、前市議を応援すると決めた民主党系会派も「賛成」したのです。彼らのいう「凍結」がどういう立場なのかよく示されています。

 県民、市民の審判に沿ってムダな新幹線新駅建設を中止し、豊かな財政力を市民のくらし、教育、福祉に使うことができるのは杉田さとしさんしかいません。党派を超えて、杉田さんを市長に押し上げて、新しい栗東市をつくりましょうと訴えました。日が落ちて気温の下がったスーパーの駐車場で、中高年の男性が3人、じっと最後まで演説を聞いてくれ手を振ってくれました。駆け寄ると「ようわかった。一人しかおらん。ワシは自民党の事務局長をしていたが、もうあほらしくなってやめた。がんばってや」というではありませんか。びっくりしました。政治の“流れの変化”は深いところですすんでいるようです。

photo 馬場美代子、国松清太郎、太田ひろみの各日本共産党市議とともに6ヶ所で演説。夜は、大津市で森茂樹県議、杉浦智子大津市議とともに「国政・県政・市政報告会」でした。

ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください
 
ひとつ前のページに戻る
特集
Copyright (C) YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.