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「全国で10しか村がなくなっても山添村は残す」――奈良県山添村長と懇談

2006年09月29日

photo 「全国で村が10しか残らなくても山添村は残す。残してよかったと思ってもらえる村をつくる」。「自立」の村づくりに挑戦している奈良県山添村を訪ね、窪田剛久村長にお話をうかがいました。

 山添村は奈良県の北東部、三重県境に位置する人口約4700人、面積66平方キロの農山村。村民は03年8月の住民投票、04年5月の村長選挙と、二度にわたって「自立」の道を選択しました。

 窪田村長の「自治」の哲学に感心しました。「声をかけて顔の見える”自治”をやりたい。人口20万、30万ではそれはできない。5000人くらいがちょうどいい」「”内発的な発展”は住民の自主的な組織がないとできない。行政からやれといってやれるものではない」。いずれも実践に裏付けられた説得力のある言葉です。

 じっさい、「山添村の内発的な開発・発展を考える会」など、村づくりをすすめる住民の自主的な組織が、議論を積み重ね、行政や議会と一緒になって、村づくりの方向が練り上げられました。「会」として、観光マップの作成、観光ボランティア養成、観光案内版設置、村内公共施設への写真展示などを行っています。

 じつは「山添村の内発的な開発・発展を考える会」の会長は奥谷和夫日本共産党村議。奥谷さんは、私の青年運動時代の先輩でもあります。奥谷さんはいいます。「何もない村と思っていた村が、いま変わりつつあります。金をかけない自然の野山が、棚田が、岩や星までもが、訪れる人の心を癒し、観光資源となっています。道端においてある農産物が、お年寄りの小遣い銭となっています」

 窪田村長の奥谷村議への信頼は厚い。「私はれっきとした自民党員ですが、自立した村づくりでは奥谷さんとは考えがよく似ています。とてもよくやってくれる」とうれしい言葉もいただきました。そして「お願いがあります。無理な合併はせんといてほしい。自立しようとする村をつぶさんといてほしい。交付税を去年、今年分はいただきたい。それだけでやっていけるから」とも。

 地方自治体と地域社会を壊す国の政治を変えるために、気骨ある保守の人たちと大いに共同したいと思います。中村あつ子参院奈良選挙区予定候補、田中美智子奈良県議も同行してくれました。

 下の写真は、奥谷村議に案内してもらった「長寿岩」。直径7mの球体の巨石は見るものを釘づけにします。縄文時代の人々?はどのようにしてこれを運んだのでしょう?

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 そして、自然のつくった不思議な光景「鍋倉渓」。大小の黒色の岩々が幅10m、長さ650メートルにもわたって重なっています。天空の天の川を写したもので、アルタイルなど星の位置に巨石もある…とのロマンあふれる説もあるとか。休日には親子連れなどハイカーや観光客でにぎわいます。

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 山添村をあとに、夜は大阪の業者後援会の「党を知る会」。ホンネの政治談議になり、ある行政区民商の会長と副会長がそろって日本共産党に入ってくれました。うれしい!

 夜10時半、自宅で遅い夕食をとっていると玄関のチャイムが鳴りました。こんな時間に誰だろう?と思って出ると、NTTリストラと裁判でたたかう通信産業労組の木村さんでした。「きょう札幌の裁判で完全勝利しました!ありがとうございました」とうれしい報せ。「ルールある経済社会」へ、たたかいがまた一歩社会を前進させました。

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