2006年09月20日
戦後絶えてなかった上方落語の定席が復活しました。「天満天神繁昌亭」。上方落語協会と天神橋筋商店街が力を合わせ、多くのファンが建設資金を寄付してくれました。(写真は、上方落語協会誌『んなあほな』の表紙。バックに見えるのが「繁昌亭」です) こけらおとし公演(9月15日〜24日)中のきょう、時間ができたので「繁昌亭」に足を運んでみました。正午からの公演はすでに満席。うれしいですね〜、落語専門の寄席に平日昼間からお客さんがいっぱい来てくれるとは!立ち見でも結構ということで私も入れてもらいました。 やっぱりいいですね〜、ナマの落語は。久しぶりに笑いすぎて涙が出ました。考えてみると、落語にはけっして強い奴は出てきません。長屋の住人やらせいぜい大店の放蕩息子やらが、見栄を張ったりアホなことをやったりするので、聴く側もいっしょに安心して笑えるのかもしれません。 2時間半、お腹の底から笑って(寄席でムズカシイ顔して腕組みなんかしてたらあきまへん。笑いに来てるんやから)、リフレッシュできました。皆さんもぜひ一度、落語をライブでどうぞ。地下鉄「南森町」、JR東西線「大阪天満宮」から徒歩3分です。 「繁昌亭」から出てうどん屋で遅めの昼食をとっていると、TVから自民党新総裁に安倍晋三氏がなったとのニュースが…。落語の世界とは対極をなす「強者」の代表です。庶民が力を合わせ、「強者」の連合を笑い飛ばしたいものですね。