あったか連帯ウェブ---山下よしき
トップページへ メッセージはこちらからどうぞ サイトマップ 記事検索
特集
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
新聞赤旗 日刊紙 日曜版
見本紙
購読

よしきからあなたへ

充実したQ&Aと生き方の語り合い 職場党支部で「知る会」

2006年09月08日

 ある職場の党支部主催の「日本共産党を知る会」で講演とQ&A。「せっかくなので山下さんになんでも聞いてください」と司会者がうながすと次々と手が挙がりました。

 「最近若者の非正規雇用が増えている。うちの娘もそう。我々の時代は高校を卒業して正規の労働者として採用されるのが当たり前だったのに、どうしてでしょうか?」

 いい質問です。若者の就職難、非正規化を、「勝ち組・負け組」という言葉で表す人がありますが、私はこの言葉が大嫌いです。「負け組」になったのは、本人の意欲や能力が足りなかったからだ、自己責任なんだ、という考えが潜んでいるからです。

 はっきり言ってこの考えはまちがいです。いまや2人に1人の若者が正社員になれず、パート、アルバイト、派遣、契約、請負など”安上がりの労働力”として使い捨てられています。これは個々の若者の意欲や能力の問題では説明できない、日本の社会全体の問題なのです。

 原因は2つ。大企業のリストラ戦略と、それを応援する政治です。企業がリストラしたら税金をまけてやる法律までつくったのは世界ひろしといえども日本しかありません。きわめて限定的だった派遣労働を「規制緩和」の名で野放しにしたのも政治です。その結果、中高年の正規雇用の労働者が職場から追い出され、安上がりで使い捨てできる非正規雇用の若者が大量に生み出されたのです。

 ヨーロッパではこんなやり方は通用しません。一人ひとりの労働時間を短縮して雇用を増やす「ワークシェア」が導入され、同じ仕事をしている正規と非正規の労働者を差別してはならない「均等待遇」のルールがつくられています。日本でも、人間らしく働ける、若者の能力が正当に評価される「ルールある経済社会」をめざして日本共産党はがんばります。

 先日、トヨタ系の自動車部品メーカーで、長年、請負労働者として低賃金で働かされていた青年労働者が、大量に「直接雇用」されるという画期的なニュースがありました(違法な偽装請負でした)。厚生労働省も、偽装請負の解消を図る通達を出しました(4日)。請負労働者が労働組合をつくってたたかったこと、日本共産党も国会で何度も追及したことが力になりました。

 やはり、人間として不当な扱いには頭を下げずにたたかうことが大事ですね。そのたたかいの中で「人間らしく働くルール」もつくられていくのだと思います。娘さんによろしくお伝えください。

 他に、「成果主義賃金の導入で職場がギスギスしてきたが…」「憲法、教育基本法、社会保障など相次ぐ改悪のシナリオを誰が書いているのか?」など、これまた深まるご質問もいただき充実したQ&Aとなりました。

 参加してくれた20代と40代の方が、日本共産党への入党を真剣に考えてくれることになりました。いいですね、生き方を語り合うってことは。お誘いする側も、自分の生き方を見つめなおす機会になりますから。いい時間をありがとうございました。

 きょうは午前中、近畿ブロックの指導部と議員・候補者の会議。この間とりくんだ医師不足問題、郵便局集配業務の統廃合問題、神戸製鋼の環境汚染問題などを確信にしながら、自民党新総裁・総理との真の対決者・日本共産党の姿を国民に広く知らせる活動を強化しようと意思統一しました。

ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください
 
ひとつ前のページに戻る
特集
Copyright (C) YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.