「この千軒長屋を迷わずビラ配りできたら一人前です」
日本共産党の榎並支部の支部長、浅利忠満さんがいいました。大阪市城東区のこのあたりは空襲による焼失を免れ、戦前からの長屋の面影をいまも残しています。路地は縦、横とも狭くまるで迷路のよう。浅利さんの先導で、町会役員や小さなマンションの家主、障害をもつ夫の介助をする女性などを歩いて訪ねました。年金、税金、保険料…、この街でつつましく暮らしてきた人々から、政治への不満と不安が語られます。(写真は、右から支部長の浅利さん、府会候補のさとう倫理さん、私)
「最近、生活相談が増えました」と浅利さん。これまで何人もの人と区役所を訪ね、税金や保険料の減免を認めさせてきました。じつは、浅利さん自身、狭心症などの持病があり、体調管理には人一倍気を遣わねばなりません。「自分の体をだましながらの活動です」と笑いながら、病院の患者仲間にもコツコツ党の話を広げていると教えてくれました。頭が下がります。(写真は、マンション家主との対話)
近畿のどこを走っても、地域で党の旗を掲げ、人々の苦難を解決するために、文字通り献身的に活動を続ける党支部、党員の皆さんとの出会いがあります。そんな一期一会が私の背筋を伸ばしてくれるのです。大阪城東千軒長屋での出会いもまたそのひとつとなりました。
というわけで、きょうは大阪の城北地区で活動。榎並支部との行動では「しんぶん赤旗」の読者が5人増えました。夜は鶴見区で演説会。山中智子大阪市議(城東区選出)の司会で、まず長谷正子大阪市議(鶴見区選出)が市政報告。続いて私から、国政問題と中国共産党との理論交流を中心に約40分間お話しさせていただきました。100人あまりの方が熱心に聴いてくださいました。
「日本と世界に働きかけるわが党の役割を鮮やかに語ってくれ感銘を受けた」「党員としてもっとがんばる気持ちにさせてくれた。うちの行政区にも来て演説してほしい」「演説に深みと説得力があり、元気をもらった。一段と大きい政治家になられた」など過分の感想をいただき望外の喜びです。これを励みにいっそう精進したいと思います。