2006年07月10日
熱気あふれる演説会になりました。夜、和歌山県議和歌山市区補欠選挙(21日告示、30日投票 定数2)で日本共産党・奥村のり子予定候補の勝利をめざす演説会に弁士として参加させていただきました。
会場のホテルの大広間は700人の参加者でびっしり。村岡キミ子県議の司会で、下角力党県書記長、藤井健太郎県議に続いて奥村のり子さんが演説。31年間、看護師(和歌山生協病院の総婦長でもありました)、ケアマネージャーとして働き、障害をもつ姉の介助もしてきた奥村さんは、私に言わせれば「ぬくもりと優しさが服を着て歩いているような人」。いまの冷たい政治から市民の命とくらしを守るためにうってつけの予定候補です。心情と公約、決意を力強く語ってくれました。 最後の弁士を務めた私は、まず冒頭、「めちゃめちゃええタイミングでの選挙です。政治の流れが大きく変化していることを感じます」と切り出しました。街頭演説の反応がものすごくよくなっていることや東大阪市長選挙の結果を紹介すると、皆さんうなづきながらナットクした様子。そして、「きのう(9日)おこなわれた奈良県の安堵(あんど)町の町議補欠選挙でも、定数1で日本共産党の新人の田中さんが当選しました。得票率は57%でした」との報告には、会場から驚きのどよめきと拍手が起こりました。 すかさず、「大阪、奈良と続いて、こんどは和歌山の番です。奥村さんを勝利させて全国を励まそうではありませんか」と呼びかけると、明るい笑いと大きな拍手。とってもいい雰囲気でした。
そのあと国政、県政、市政の問題と、そのなかでの日本共産党の役割をお話。調べてみると、和歌山県政には少しぬくもりが足らないようです。国が、住民税、国保料、介護保険料、医療費と、お年寄りをねらい撃ちにした負担増を相次いで押し付け、たくさんの方が泣かされているときに、県独自のお年寄りの医療費補助制度をばっさり削ってしまいました。同じく国が、障害者に重い経済的負担を課す制度を強行し、障害者と家族に大きな不安が拡がっているときに、県独自の障害者への医療費補助を制限してしまいました。国の冷たい政治から県民を守るどころか追い討ちをかけているのです。 その一方で、大型開発で売れ残った土地の後始末として、カゴメ・トマト菜園に破格の値段(従来の土地代の10分の1から27分の1。ナント1uあたり年間100円というからビックリです)で広大な土地を貸しています。年間2億円にのぼるカゴメへの文字通りの「出血大サービス」です。そんな余裕があるのなら、どうしてお年寄りや障害者の負担を増やすのか!これが県民多数の声だと思います。こうした逆立ちした県政に、議会で何でも「賛成」してきた「オール与党」の議員がいくら増えても、県政の流れは変わりません。県民の目線で県政をチェックし、県民運動とスクラム組んで要求をねばりづよく実現してきた日本共産党の県議団を、4人から5人に増やしていただいてこそ、県民のくらしを守る力が大きくなります。 「とっても面白い情勢のもとでの、とってもわかりやすい選挙。なんとしても勝利を!」と訴えました。「いいお話をありがとうございました!」「がんばって勝利します!」。交わす握手の力の強さに、参加してくださった皆さんの決意を感じました。
きょうは、朝、大阪駅前で、宮本たけし参院大阪選挙区予定候補とともに街頭宣伝。日中、党大阪府委員会で会議と演説準備でした。ワールドカップ決勝でのジダン選手の頭突きが気になります。