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二泊三日で但馬・丹波を駆け抜けました

2006年06月24日

 二泊三日で兵庫県の但馬・丹波地方を駆け抜けました(6月22〜24日)。城崎温泉のある日本海に面した豊岡市から出発し、八鹿高校事件の舞台ともなった養父市、朝来市を通って、黒豆の産地でもある丹波市へ。美しい緑の山々、清らかに流れる円山川、八木川を傍らに走る宣伝カーの窓からは、澄んだ空気が飛び込んできて心地よかった。

photo 様々な人々と交流することもできました。但馬では、二つの公立病院の院長先生と懇談しました。話題の中心は深刻な医師不足です。これまで4人いた小児科医が1人になるなど、診療が続けられないほどの事態になっているとのこと。2年前に導入された臨床研修医制度の影響で、大学に医師が残らなくなり、地方の病院に医師を派遣できなくなったことが大きな原因だそうです。大学が独立法人化されたことも事態に拍車をかけています。「ぜひ動いてほしい。一病院でどうこうできる問題ではない」「放置すれば地域医療は崩壊する」。地域で命を預かるお二人の痛切な叫びです。しっかり胸に刻み、国政の大問題として取り組みたいと思います。(写真は、公立八鹿病院の岩井宣健院長との懇談)

photo 丹波では、農業関係者と懇談しました。政府は、これまで米や麦、大豆など品目ごとに実施していた価格対策をすべて廃止し、4ha以上の規模をもつ「認定農業者」と、「法人化」などを要件とする「集落営農」しか支援しないという農政の大転換をすすめています。しかし、丹波市では4776戸の農家のうち、2ha以上の規模の農家でさえわずか238戸しかありません。「法人化」を展望している集落もごく一部。大多数の農家が切りすてられることは明らかです。一方で、ここ数年で10数人の若者が丹波にやってきて農業をはじめたといううれしい報告も。続けたい人、やりたい人をすべて大事な担い手として応援する農政への転換は急務です。

 豊かな自然と、そこで暮らす人々との出会いを通じて、政治の課題がみえてきた但馬・丹波行。堀内照文参院兵庫選挙区予定候補、大沢たつみ前参院議員が同行してくれました。


 以下、丹波・但馬の風景、人々との出会いをスナップ写真で紹介します。

photo まずは旧出石町(豊岡市)のお城跡にあった時計台。このあたりは観光スポットで結構にぎわっていました。

photo 出石といえば皿そば。元日本共産党の町議のお店でいただきました。

photo 出石焼きも有名です。

photo 城崎温泉街(豊岡市)。一昨年10月の台風23号災害では、円山川が氾濫して温泉街も床上浸水の被害をこうむりましたが、旅館組合をはじめ住民の皆さんの団結で元気にがんばっています。

photo 城崎麦わら細工伝承館を見学。

photo 300年の伝統をもつ城崎の麦わら細工。麦わらを着色し、ひとつひとつ細かな形を切り抜いて貼り付け、図柄を描く技法は、現代の職人によって受け継がれています。

photo 堀内照文予定候補と温泉街で宣伝。

photo 豊岡はコウノトリのまちとしても知られています。コウノトリ文化館を見学。コウノトリを野生に帰す試みは、水田の農薬を抑えるなど、地域の環境をよくする取り組みと一体で行われています。

photo 野外で保護されているコウノトリ。飛ばないように羽の一部を切っています(すぐに生えてくるそうです)。飛んでいるのは、コウノトリのえさのドジョウのお裾分けにあずかろうとやってきた青サギ。

photo コウノトリよりずっと古くから豊岡のまちを支えてきたのが地場産業の鞄。柳行李の製造が起源だそうです。「カバンストリート」と銘打った商店街までありました。

photo かばん修理工房で、鞄職人の植村美千男さんにお話をうかがいました。50年の間に30万本の鞄を作ったという植村さんのもとには、その腕を頼って全国から修理の依頼があります。豊岡の鞄産業の再興に情熱を燃やしています。

photo 豊岡かばんのショップ。ハンドバッグに旅行かばん…デザインも素材も豊富でした。実物を目にすると値打ちがわかります。(http://www.decomplab.com)

photo 三日とも夜は語る会や演説会。初日の豊岡は80人もの方が集まってくれました。

photo 大沢たつみ前参院議員が、堀内さんと私の押し上げ弁士をしてくださいました。大沢さんが三田の市会議員に始めて当選した年に生まれたのが堀内さん。「息子のような堀内さんの勝利めざして私もいっしょに走ります」に大きな拍手が。私の国会論戦や参院国対委員長としての活動もリアルに紹介してくれました。感謝です。

photo 私の後ろが、八鹿高校事件(1975年)当時、部落開放同盟に監禁され集団暴行を受けた担任の先生たちを「返せ」と、高校生たちが集まった八木川の河原。歴史的な場所です。

photo 公立和田山病院の野垣秀和病院長と懇談。医師不足問題とともに、先の医療改悪法で療養型病床の削減が決められたことへの憤りも出されました。

photo 障害者授産施設も訪問。

photo 朝来市の旧山東町役場前で街頭演説。

photo 丹波市の田んぼと山並み。

photo 街頭演説を聴いてくださった方とお礼を兼ねたミニトーク。

photo 最後の街頭宣伝場所で撮った道路案内板。さて、私はいまどこにいるでしょう?

 以上、二泊三日の但馬・丹波行の報告でした。党但馬地区の村岡委員長、丹波地区の田中委員長、各地の党議員団、党支部の皆さんには本当にお世話になりました。またお会いできることを楽しみにしています。

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