朝から兵庫県加古川市へ。7月9日投票で行われる加古川市議選の応援です。市内を流れる加古川は、兵庫県最大の河川だそうで、その流れはとてもゆったりとしていました。(写真は、橋を渡る宣伝カーから見た加古川）

　事前にいただいた資料を見て感心しました。日本共産党の3人の議員団（山川ひろし、中村てる子、広瀬ひろ子の各氏）の実績は抜群です。私は、�@毎議会全員が発言し、市民の願いを市政に届け一歩一歩実現（28小学校区中25校区で学童保育所を開設しクーラーも設置、外注業者の冷たいおにぎりからあたたかい米飯給食に改善、市民の足「かこバス」「かこタクシー」の実現、小規模官公需登録制度の実施など多数）、�A市民の目線で市政をチェックし、税金のムダづかいは許さない（部落開放同盟と行政の癒着にメスを入れ優先発注を中止）、�B市政や議会のことを市民に報告、という“3つの役割”にまとめて訴えました。39項目もの市民サ−ビス切りすて、負担増を押し付ける国・市長の提案に何でも賛成の「オール与党」と比べて、どちらが市民のくらしの守り手かハッキリしています。

　街頭の反応は上々。足を止めて最後まで聞き、手を振ってくれる方もありました。午後からは堀内てるふみ参院兵庫選挙区予定候補も合流し、教育基本法問題を熱く訴え。「宝塚では自民党の前市長が汚職でクビになりました。神戸では自民党の市議団長が汚職で逮捕されました。こんな自民党に、なんで道徳心や愛国心を説教されなければならないのか！」との堀内さんの訴えには思わず「そうだ！」と声を上げてしまいました。教育基本法に関する演説にも、通行人から幅広い関心、共感が示され、この問題で広く打って出ることの大切さを実感。きょうは合わせて9ヶ所でマイクを握りました。(写真は、堀内さん、山川さんと）

　途中、加古川市役所で、5月に明るみになった神戸製鋼加古川製鉄所の大気汚染データ改ざん問題について、党市議団や市担当者からレクチャーを受けました。大気汚染防止法の濃度基準を超えるＮＯx、ＳＯxなどの有害ガスを排出していたことを隠し、5年以上前から基準内であるかのようにウソの報告をしていた神戸製鋼。連日、新聞各紙が大きく報道し、住民からの問い合わせや苦情も急増しています。

　日本共産党は、決して大企業を敵視する立場ではありません。しかし、神戸製鋼加古川製鉄所では、昨年来、死亡事故を含む重大事故（熱く溶けた鉄を運ぶ桶の内側に貼られた耐熱レンガが摩滅し、桶に穴が開いて80ｔもの溶けた鉄がこぼれだした事故もあった！）が多発し、そのうえさらに今回の大気汚染データの改ざんが発覚しました。まさに、企業の社会的責任が問われています。関係者の皆さんに協力してもらい、多面的な視点から神戸製鋼の問題を深めてみたいと思います。