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急きょ淡路島へ 突然運休を発表した「明淡高速船」の調査です

2006年05月02日

 予定を変更して急遽、兵庫県淡路島へ。先日、突然の航路休止を発表した明淡高速船問題で現地調査と対策会議です。

photo 明石海峡大橋が開通して以降も、岩屋港(淡路島北部)と明石港の間を、年間70万人の乗客を運ぶ「明淡高速船」(一色範彦社長、淡路市岩屋)。ところが4月26日、同社は赤字を理由に、5月29日から1年間の航路休止届けを国土交通省神戸運輸管理部に提出しました。そのまま航路廃止の可能性もあるとの報道に、利用者や旧岩屋町の住民から不安と存続を求める声が上がっています。

photo 堀内てるふみ参院兵庫選挙区予定候補とともに、車で淡路島に渡り、さっそく岩屋港の高速船乗り場を視察。海上13分で淡路島と明石を結ぶ1日35便の高速船(片道大人500円)。ちょうど出航前で3、40人のお客さんが乗船するところでした。「29日から運休って本当ですか?回数券はどうなるんですか?」と不安そうに改札の社員に聞く人も…。名刺を渡し社員に声をかけると、「航路廃止になれば、明石の商店街にも大きな打撃になると思います。なんとか(存続を)お願いします」とのことでした。

photo 党淡路地区委員会の高田委員長を中心に、新町みちよ兵庫県議(明石市選出)、かまづか俊子、田村いくおの両淡路市議、沢井きよみ明石市議、地元党支部長、近畿ブロックの林副所長らが集まり存続に向けた対策検討会議。岩屋と明石は昔から経済圏が一緒(岩屋の人たちは高校や病院は明石に通っています)で、航路がなくなったら困ることがよくわかりました。

photo 続いて、明淡高速船の一色社長、小田専務らと懇談。一色社長は、明石海峡大橋開通の影響を乗り越え航路を継続するためにおこなってきた経営努力、それでも乗客が年間263万人から71万人に減少したうえに原油高騰で経費がかさみ赤字が累積したこと、3年前から関係自治体に対し支援を要請してきたことなど、運休の決意にいたった事情をくわしく説明してくれました。住民の生活と淡路市の活力のために、なんとか航路を存続させたいという、社長の思いも伝わってきました。

 私には、今回の決意は、航路存続に向けたいわば”最後のアピール”と感じられました。その点をただすと、一色社長も「そのとおりです」。ならば、80年以上の歴史を持つ生活航路を廃止させないために、住民と会社が力を合わせ、議会や行政を動かすべく運動することが大事です。住民や議会に対し、会社としての思いを丁寧に説明することも必要でしょう。日本共産党も、住民生活の利便を守るために力を尽くします。

 きょうは、航路存続へ大きな方向が確認できたことが何よりの前進でした。連休明けに、国土交通省と兵庫県に緊急の申し入れを行います。

 

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