2006年04月26日
朝、大阪駅前で宣伝。中央郵便局前に大型宣伝カーを止め、大阪駅からどっと降りてくる人々に語りかけます。大半は出勤を急ぐ労働者なので、夕方の宣伝のように、手を振ったり足を止めたりする人はありませんが、それでも歩きながら音の聞こえる間は耳を集中させています。だから、ここでの演説のポイントは、ひとつひとつのテーマを短くまとめること。なかなか難しいけど大事なことです。
きょうは宮本たけし前参院議員(参院大阪選挙区予定候補)、阿部誠行大阪府議(吹田選出)、瀬戸一正大阪市議(此花区選出)、労働者後援会の皆さんとともにマイクを握りました。
私がマイクを握っている間、宮本さんは宣伝カーから降りて通勤する人びとに同じ目線でごあいさつ。彼の行動はいつもアグレッシブです。
朝の宣伝を終え、午前中、大阪の新婦人内後援会による「日本共産党と出会うつどい――うたとお話とティータイム」へ。あかん。冒頭のケイ・シュガーさんのピアノの弾き語りで涙腺が緩んでしまいました。「多喜二へのレクイエム」の作詞・作曲で知られる彼女は、1曲目に美空ひばりさんの唯一の反戦歌「一本の鉛筆」を歌いました。 ♪ 一本の鉛筆があったら あなたを返してと 私は書く 一本のザラ紙があったら 人の命と 私は書く この歌詞とメロディーに、きのうの朝、JR福知山線事故の現場に立ったことが重なったのです。これは、愛する人を失った(奪われた)ご遺族の方々の思いそのままではないか…そう思うと熱いものがこみ上げてしまいました。
どうもいけません。「党を語る会」での私のモットーは”笑い”と”わかりやすさ”なのに…。いつもの調子と違って、話がずいぶん湿っぽくなってしまいました。でも、人の命を粗末にする企業と政治に対する怒り、そんな社会を変えたいという思いは伝わったのではないでしょうか。会場で、私のよく知る方が、日本共産党員として生きることを決意してくださって、また涙がこぼれそうになりました。 午後は、党大阪府委員会と大阪府後援会が企画した無党派の方々との懇談会。無党派の学者・宗教者・文化人などを代表して、東谷敏夫(大阪革新懇代表世話人)、小西和人(元「週刊つりサンデー」会長)、井原邦夫(ジャーナリスト)、平山武秀(日本基督教会牧師)、桜井武雄(音楽家)の各氏ら13人の方々がご参加くださいました。 来年のいっせい地方選挙と参院選で、日本共産党が本格的に前進するための率直な意見交流が行われました。”最強の応援団”ともいえる方々のご意見は、日ごろ私たちが当たり前と思っていることを、違った視点で点検していただいたようで大変刺激になりました。本格的前進のためには、もう一皮むけた活動に挑戦なければなりません。すべてのご意見をしっかり受け止め、努力したいと思います。ありがとうございました。