2006年04月14日
午前3時起床。きょう夜の消費税問題の講演準備です。この間暖めてきた構想を、午前中一杯かかって、レジュメと資料にまとめました。 午後、大阪の党八尾柏原地区委員会で「比例・山下デー」。ところが八尾に着くまでにまたも大失敗。電車の中でも講演の準備に集中していたものですから、近鉄八尾駅に着かなければならなかったのに、間違えてJR八尾駅に…。八尾の皆さん、ご心配をおかけしました。ゴメンナサイ。 というわけで、最初の八尾生活と健康を守る会日本共産党後援会の集まりには20分の遅刻。着くなり「遅いわー。みんな待ってんで」と女性事務局の杉岡さん。「申し訳ありませんっ」と平身低頭お詫びしながら、約30分情勢報告し懇談。「介護保険料が値上がりした明細見たら、朝の味噌汁の卵もおいしくなかった」「下のほうの人間から取るとは…坐骨神経痛も治らんわ」など、医療・介護の負担増へ怒りとともに、「サラ金の借金の相談に乗って助けても、共産党は人気ないのはなんで?」「そうやそうや」「もっとテレビに出てしっかり言うてや」「そうそう」「共産党は自民党から恐がられる存在になってほしい」「ほんまや」と、20分の遅刻が影響したのか、党が小さいことへの不満と注文が私に向かって次々と… でもそれがかえって良かったみたいです。皆さんも私もホンネのトークになり、事務局長の吉岡さんのすすめで、なんと2人の方が日本共産党に入党してくれました!すごい。 続いて柏原民商、さらに八尾民商と、業者後援会の皆さんと活動。20歳代の青年が1人入党してくれ、「しんぶん赤旗」読者が2人増えました。以前からお世話になっている不動産関係の社長にもごあいさつ。「よう来てくれたなあ」と会議を中断して社員全員に私を紹介してくれました。コーヒーをご馳走になりながら来年の参院選への激励もいただき、ありがたいことです。 そして夜は、消費税廃止八尾連絡会の学習決起集会で講演。会場一杯に100人もの人が集まってくださり熱気ムンムン。各団体の取り組みの報告のあと、私から「格差拡大においうちをかける消費税増税にストップを!」と題して約1時間講演させていただきました。皆さんとてもよく聞いてくださり、「よーわかる話やなあ」との声も。「こんなにたくさん税金取って、いったい何に使っているんですか?」「国民にもっと運動を広げるために何かアドバイスは?」など、根本的かつ実践的な質問もいただき、とても深まりました。”弱いものいじめ”の悪税=消費税増税をゆるさないために、お互いにがんばりましょう。 以下、きょうの講演レジュメです。格差拡大においうちをかける消費税増税にストップを! 2006・4・14 日本共産党 山下よしき■ 格差社会の根源にある3つの悪政@ 人間らしい雇用の破壊A 社会保障の破壊B 庶民大増税■ 小泉内閣のもとでの国民負担増をみる○ 5年間で13兆円もの負担増○ 平均的サラリーマン世帯で20万円の負担増に○ 高齢者世帯は負担増の連続■ 消費税増税について考える○ 近代社会の税制の民主的原則とは?@ 応能負担――所得の少ない人はより少ない負担、多い人はより多い負担にA 生計費非課税――生きていくのに必要な経費には税金をかけない○ 消費税は“弱いものいじめ”の悪税@ 貧困層でも大金持ちでも、買い物をすれば同じ税率A 食べるものにも、着るものにもかかる ――したがって、所得の低い人ほど、税負担が重くなる(逆進性)○ 消費税率2ケタへの引き上げは、どんな社会をつくるか?・ 庶民の暮らしはいっそう大変に・ 所得再分配機能の破壊――貧者はますます貧しく、富者はますます富む社会に■ 消費税増税をゆるさないために――国民の疑問にこたえ、増税勢力の言い分を斬る○ 総選挙で「増税はやらない」「考えてない」といいながら、多数になったら強行!!○ 庶民には大増税をおしつけながら、財界・大企業への減税は温存!!○ 「財政が大変だから」というが、いったい誰が大赤字と大借金をつくったのか!?○ 消費税は「社会保障のため」ではなく、大企業の減税のための税だった!!――庶民大増税反対の一点での対話と共同、たたかいを草の根からまきおこそう