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朝から大失敗 神戸電鉄と交渉 県議・市議予定候補者会議で講演 兵庫県保険医協会の先生方と懇談

2006年04月12日

 昨夜の達成感、解放感がハイレベルすぎたのでしょうか、今朝は大失敗。てっきりきょうは大阪での活動だと思い込み、いつものように朝食の準備。準備を終え、念のためにスケジュールを確認すると、なんと、きょうは朝から神戸で活動となっているではありませんか!電車の発車時刻は8時12分。時計を見ると現在8時11分。「うわー!」と叫びながら大慌てで着替えて家を飛び出しました。近畿ブロックのスタッフの皆さん、神戸の皆さんにはご迷惑をおかけしました。ゴメンナサイ。

photo 午前中は、神戸電鉄との交渉でした。神鉄は1月と2月に連続して2回も脱線事故を起こしています。先日、国土交通省の勧告に対する神鉄の実施計画(神鉄のHPで見ることができます)が発表されたことを受け、党独自に実施した利用者アンケートをまとめての交渉です。

 事故原因の究明は6月末までにはなされるだろうとのことでしたが、事故後の点検で、レールの磨耗量が基準値を超えている部分(事故とは別の場所)が発見されるなど、神鉄の安全管理の不十分さが浮き彫りとなりました。神鉄は実施計画で、整備基準の見直し、「安全対策部」の設置と教育・訓練、要員の確保を行うとしています。しかし、神鉄は実際には「電車ワンマン化」「駅の無人化」をすすめており、利用者からも不安の声が上がっています。

 その点を指摘されると、「利益のためでなく、鉄道会社を存続させるために踏み切らざるをえなかった」との回答でした。「輸送の安全を最優先にした予算措置」(実施計画)といいながら、「会社存続」を理由に安全面で不安のある「ワンマン化」「無人駅化」をすすめるというのは、なんともスッキリしない態度です。

 ただ、やり取りを聞きながら、ローカルで営業している鉄道事業者における安全確保のあり方について、はたして事業者任せでいいのか、との思いももちました。神鉄は、六甲山の北側と神戸市内を結ぶ鉄道で、山ろく部を切り拓いてレールが敷かれています。山崩れもあれば、台風時の倒木もある、急カーブが多くレールの耐用年数も短いなど、阪急や阪神など都市部の平地をほぼ直線で走る大手私鉄とは条件が大きく違います。施設や車両の保守管理コストが多くかかるのはまちがいありません。

 「官から民へ」「規制緩和」「市場に任せて競争すればサービスは良くなる」のかけ声で、安全まで民間事業者任せにしたのでは、ローカルな鉄道事業者は、経営困難に陥るか、それとも安全を切りすてるか、ということになりかねません。現在も、赤字路線を対象にした国の近代化補助の制度があり、神鉄もそれを活用するとのことでしたが、国や自治体がもっと積極的に乗り出す必要はないのか!?神鉄は、六甲山の山ろくに住む人たちにとって唯一の公共輸送機関ですが、そもそも、山を削り、住宅開発を促進したのは神戸市ではなかったか!?など、あらたな問題意識をもちました。

 交渉には、堀内てるふみ参院兵庫選挙区予定候補、金沢はるみ、森本真、南原富広の各神戸市議、井村ひろ子前県議、貫名ゆうな、木下清子両県議予定候補が参加、神鉄側は、鉄道営業部長、技術部長が対応してくれました。

 午後は、党兵庫県委員会で行われた県会議員・神戸市会議員・予定候補者会議に参加。岡正信県委員長、中村まさひろ県議団長、西下勝市議団長の報告と並んで、私には「候補者演説について」と題して約30分の時間をいただいていました。「なんで私が…」と思いながら、演壇に立つと、目の前には、阪神・淡路大震災時、「私は住民の一番最後に仮設住宅に入る!」と命がけで被災者救援に奔走した”ヒゲの先生”こと筒井もとじ県議をはじめ大先輩の議員がズラリ。ますます、「なんで…」と恐縮しながら、1992年参院選挙の比例代表候補のときに当時の志位書記局長から聞いた、”いい演説の3要素(論理、新鮮な材料、自分の体験)”を紹介し、いま私が大事だと思っている点をお話しました。参考になれば幸いです。

photo 次いで、兵庫県保険医協会を訪門しました。大沢たつみ前参院議員、衆院兵庫1区の味口としゆきさんも合流し、役員の先生方と約2時間タップリ懇談。毎日患者さんと接している医師から見た、いまの政治に対する強烈な批判が相次ぎました。

 「4月の診療報酬の改定は、入院患者を放り出しにかかっている。介護難民が確実に出る」「入院患者はとりあえず2週間で帰せという方針。呼吸不全の患者まで帰すのは人権問題」「診療報酬マイナスで、このまま開業医をやっていけるか不安」「患者とともに心中しなければならない」など、診療報酬改定が患者と病院経営に生死にかかわる大打撃を与えることが告発されました。

 また、「地方の病院から医者がいなくなってる。地方自治体はお手上げ状態」「とくに産科と小児科のなり手がない。24時間体制が必要なのに、それに見合う診療報酬になっていないからだ。これまでは医師の使命感だけで少人数でまわしてきたが、いまは通用しない」「産科はまじめにやったら早く死ぬ」など、医師不足、産科医・小児科医不足の実態と背景も明らかに。こういうところに十分な財政的裏づけのある支援をすることこそ、真の医療制度改革であり少子化対策だと思いました。

 「”医・食・住”は人間が生きていくうえで必要不可欠。人間の権利に関する問題だ。医療を政治のなかでどう位置づけるか、政治家は考えなければならない。それを、”医者がもうけてる”などと言う。許せないことだ」「平和と社会保障は政治の基本」「医療と教育は無料を原則にすべきだ」「共産党としてもっと医療を訴えるべきだ」など、政治のあり方、日本共産党への注文と期待もたくさん出され、熱い懇談となりました。ありがとうございました。

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