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「志賀町の良さを残そう」 争点ハッキリ 大津市議会議員増員選挙の応援

2006年04月08日

photo 午前中、党大阪府委員会の総会に出席。山口勝利委員長の報告を聞いたところで中座し滋賀県へ。明日から始まる志賀町での大津市議会議員増員選挙(16日投票)の応援です。志賀町はこれで3度目。選挙戦は、定数3に8人が立候補を予定し大激戦となる模様だそうです。

 まずはJR湖西線和邇(わに)駅前で街頭演説。予定候補者の谷なおみ志賀町議、森しげき滋賀県議、藤岡さき子志賀町議とともにマイクを握りました。こんどの選挙の争点は非常にハッキリしています。大津市への吸収合併で、志賀町の誇る「中学校給食」や「幼稚園通園バス」などが廃止されようとしているなかで、「もう決まったことだ」と言って、何でも「大津市にあわせる」人を志賀町民の代表として選ぶのか、それとも、「志賀町の良いことは残せ」としっかり言える人を選ぶのかが問われる選挙だということです。

 森県議は、滋賀県下で中学校給食がピンチになったとき、党として独自に文部科学省と交渉、石井いく子衆院議員の国会質問に大臣が「教育上中学校給食は望ましい」と答弁するなど、中学校給食を守るために日本共産党が一貫して奮闘してきたことを紹介。また、大型産廃処理施設建設計画が持ち上がったときも、県議会と志賀町議会で党議員団が連携して反対の論陣を張り、住民とともに運動を起こしてきたことをリアルに報告し、なんとしても谷さんを大津市議会へと訴えました。大変説得力がありました。

photo 私は、国政での一連の事件で、各政党の本当の姿がよくわかるようになってきたとして、「たしかな野党」日本共産党の存在が、国政でも、志賀町民の声を大津市議会にまっすぐ届けるうえでも重要になっていることを訴えました。3月の志賀町議会で、党議員団は、町民の思いを代表し、@大型産廃処理施設建設計画の白紙撤回、A幼稚園通園バスの存続、B通学補助の存続(志賀町はJR湖西線の駅が7つもある広大な地域に中学校はひとつ。通学補助は中学校を統合するときの前提条件でした)、C中学校給食の存続をもとめる決議案を提案しました。ところが、「志政クラブ」など保守会派と公明党の議員はすべて「反対」、民主党の議員も産廃以外は「反対」の態度を取りました。住民の願いに「もう決まったこと」と背を向ける人では、志賀町の声を届けることはできません。

 そのうえで私は、谷なおみさんが大津市議となったら、「志賀町の良さを残す」確かな力となる”二つの根拠”を力説。第一は、谷なおみ町議の6期24年間の活動です。谷さんは”三つの努力”を貫いてきました。

 @毎議会欠かさず一般質問を行い、住民の願いを取り上げてきたことです。歴代5人の町長相手に380回も質問してきました。「志政クラブ」7人の議員のうち6人までがこの4年間に4回以下の質問しかしてないというのですから、こういう議員が2人3人束になっても谷さんにはかないません。志賀町民と大津市議会の「太いパイプ」役として働けるのが谷さんです。

 A議会や町政の模様を「志賀町民報」で必ず報告してきたことです。B住民との共同を大切にし、「比良ゴルフ場無農薬運動」「国立比良病院存続運動」など”要求あるところ谷なおみあり”とがんばってきました。志賀町ではじめて学童保育所ができたのも谷さんの議会活動と父母の運動の成果です。議会のたびに住民要求を取り上げて質問し、その結果を住民に報告し、住民運動とともに一歩一歩実現する――こういうキャリアを豊かに持つ谷なおみさんを大津市議会に送ることこそ、「志賀町の良さを残す」確かな力となるのではないか、と訴えました。

 二つ目の根拠は、合併しても独自に中学校給食を続けている町が、滋賀県にはちゃんとあるということです。これには私も驚きました。中学校給食のない彦根市に合併した稲枝町(いなえちょう)では、自校方式の中学校給食を今日まで38年間も存続させています。廃止の危機を乗り越え、いまや彦根市全体に中学校給食を広げることとなりました。父母会や自治会のみなさんと日本共産党の支部が力をあわせて運動を広げた結果です。すばらしい!

 やればできる!志賀町でも、「中学校給食」「幼稚園バス」は、合併協議会でも「当面は存続する」との合意になっています。これからのがんばりで残すことはできます。そのためにも、@大津市議会でハッキリものが言える人、谷なおみさんを送る、A志賀町の父母が大津市の父母とも力あわせて、大津市のすべての子どもたちに中学校給食を広げる大きな運動を起こす、これが大事ではないかと呼びかけました。

photo 平和堂(滋賀県の駅前には必ずある大型店です)の駐車場では、集まってくれた20人の支持者の方以外にも、買い物客が何人か足を止めてじっと聞いてくれました。手ごたえありです。谷さんの心のこもった訴えも、聞く人に伝わったと思います。

 その後、藤岡さんとともに志賀町内を宣伝カーで駆け巡り9ヶ所でスポット演説。志賀町の全域を走ってよくわかりました。志賀町は琵琶湖と比良山系に挟まれた細長い地域。JR湖西線の開通で比良山のふもとの宅地化が進み人口も増えています。しかしJRではいったん京都の山科まで出ないと大津市には行けません。その大津市に吸収合併されることが住民にプラスになるとはとても思えない…。ペナルティーまで課して無理やり合併を推進した小泉自公政権の「押し付け合併」に怒りが湧いてきます。「志賀町の良さを残す」ためにぜひとも勝利を!と願いつつ、すっかり日の落ちた志賀町を後にしました。

◆きょうの風景◆ 黄砂に覆われた志賀町

photo 宣伝カーで走りながら辺りを見ると、一面霧に包まれたように数百メートル先がかすんでいました。藤岡さんいわく、「黄砂です。志賀町では年に何回かこんな日があるんですよ」とのこと。

photo 太陽を見るとまるで小学生の太陽観測用のセルロイド板を通したように見えます。これが中国大陸で舞い上がり、この地に降ってきた黄砂の仕業とは…。地球の活動のダイナミックさにしばし見とれてしまいました。

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