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兵庫で医療団体とタップリ懇談 長田区で街頭宣伝

2006年04月07日

photo 兵庫県で医療団体と懇談させていただきました。午前中、兵庫県民医連で2時間、午後、神戸医療生協で2時間、それぞれタップリ時間を取って、医療、介護の問題について現場の声を聞くことができました。堀内てるふみ参院兵庫選挙区予定候補、大沢たつみ前参院議員、味口としゆき衆院兵庫1区予定候補、森本真神戸市議、浜本党国会議員団兵庫事務所長と一緒でした。

photo いいタイミングでした。4月からの診療報酬改定がどのような影響をもたらすか、おおよその姿が見えてきたところだからです。たとえば、神戸協同病院では年間1億円を越える収益減になるだろうとのこと。驚くべき数字です。その中心は療養型ベッドの報酬が大きく下がること。療養型ベッド数の大幅削減と合わせると、急性期から在宅に移行する間の患者さんの受け皿がなくなるのではないかといいます。

 リハビリ部門に、発症から最大180日までという期限をつけることも、患者の追い出しにつながります。看護師の配置基準は引き上げるのに診療報酬は上げないことも、病院の大きな負担となり、看護師確保をより困難にします。まさに、中小病院をつぶし、患者の居場所をなくすという、厚生労働省のねらいがハッキリ見えてきます。こんなことを国会にも諮らずに決めてしまっていいのか!と怒りを覚えました。

 介護についても、介護予防の基盤整備ができていないこと、地域包括支援センターが市内で1カ所しかない(明石市)ところも生まれていること、認定調査や福祉用具のレンタルでも大きな矛盾が生じていることなど、重要な指摘をいただきました。

 このように、現状でも大変な事態なのに、国会では、さらなる患者負担増と保険はずしの「医療制度改革」法案が審議されています。とんでもありません!政府や財界は、口を開けば「医療費の増大を抑えるため」といいますが、日本の医療費の水準は、国際的に見るなら決して高くありません。総医療費のGDP比は先進国30カ国中17番目なのです。

 ということは、財政悪化の原因は、医療費以外にあるということではないのか?相次ぐ法人減税による税収の落ち込み、神戸空港や関空2期など無駄な大型公共事業、沖縄の米海兵隊の一部をグアムに移転するのに1兆円近い費用負担…これらにこそメスを入れるべきではないのか?そう考えると、医療費削減どころか、適正課税と浪費削減による財源の確保で、経済力に見合った医療の充実こそ政治の課題ではないか?

 懇談では、こうした点も大いに訴えながら、医療関係者はもちろん、利用者・患者が広く声を上げていくことが大事でだ、との認識で一致しました。

photo 夕方、JR新長田駅前、神戸高速長田駅前で街頭宣伝。11年前の阪神・淡路大震災で、大規模な火災が発生し、たくさんの犠牲者がでた長田区。区画整理地域には、いまだ住民が戻れず空き地のままの部分が結構ありました。その光景を目にし、マイクを握る私の心に悔しさが込み上げてきました。「政治とは困った人たちに、すぐに支援の手を差し伸べること」と訴えました。
 

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