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背筋の寒くなる看護の現場 「看護師増やせ!ナースウェーブ行動」に参加しました

2006年03月16日

photo 「看護師増やせ!06春3・16ナースウェーブ行動」(大阪実行委員会主催)に参加しました。格差拡大のなか、行き倒れの人をあらゆる手立てで助けるなど、まさに”命を守る最前線”で奮闘されている看護職。その人たちがどんな労働条件で働いているか、世間ではあまり知られていません。

 もちろん、24時間患者の看護を行う看護職に「夜勤はつきもの」です。しかし、だからといって、何回でも、どんな長時間夜勤でもやっていい、というものではありません。人間は、日の出とともに起きて働き、日没とともに休むという生理機能(サーカディアンリズムというそうです)になっています。ところが、実際は、いまだに夜勤制限が行われなかったり、16時間にも及ぶ長時間勤務が生まれるなど、かなりきつい状態にあります。

 日本医療労働組合連合会(医労連)発行のリーフレットに、1995年から長時間夜勤・2交代制が強行された国立病院でのアンケートに寄せられた看護職の生の声が載っていました。看護への影響では、「疲れて朝は患者さんにやさしい接し方ができない」「明け方手の力が抜けて、患者を落としそうになった」「申し送り事項を忘れることがある。集中力・判断力が低下した」など、看護を受ける立場からすると、ちょっと背筋が寒くなるような声が並んでいます。

 自身の健康への影響も、「休みでも体力の回復は見られない」「夜勤明けでも眠れず睡眠薬の量が増えた」、家族への影響も、「ごろごろ寝てばかりで、家事も手抜き、家族も気を使っている」「年寄りや病人、思春期の子どもがいるので心配」など深刻です。こうしたなかで看護のやりがいが奪われ退職していく人も少なくありません。大阪の国立循環器病センターでは、2001年に2月に、遅出勤務を終了し帰宅した看護師の村上優子さんが、くも膜下出血で倒れ25歳の若さでなくなるということまで起こりました。

 私は、「安全でゆきとどいた看護のために、私たちは要求します」「配置基準の抜本的な引き上げを――諸外国に比べ、日本の看護師は少なすぎます」とのスローガンと要求は、国民的大義のある要求であること、日本共産党として全面的に支持し、政治の舞台で実現にむけてがんばることを表明してごあいさつ。一人ひとりと握手しながら雨の中のパレードを見送りました。

 いま小泉内閣は、患者負担を増やし、保険の使えない医療を大幅に増やす医療改悪法案を国会に提出していますが、「安全でゆきとどいた看護のために」看護師を増やすことこそ、本当の「医療改革」ではないでしょうか。

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