きょうは滋賀県であいさつ回り。まずは党滋賀県委員会事務所で奥谷和美県委員長にごあいさつ。「こんどこそ」の固い握手。その後、午前中は森茂樹県議、党県委員会のいなもりさんと、午後は党国会議員団滋賀県事務所の林所長と一緒に、15ヶ所回りました。

　各団体との懇談や森県議、林所長のお話を通じて、滋賀県民のたたかいの前進に感心しました。とくに無駄な大型開発にストップをかけるたたかいはスゴイ！びわこ空港建設の計画は、住民の反対運動でストップしたままです。

　最近の新幹線・栗東新駅建設に反対する運動では、「住民投票条例制定」を求めて、地元・栗東市議会だけでなく滋賀県議会に対しても直接請求署名を展開しました。滋賀県の全行政区で署名運動が展開され、全行政区で法定署名数を突破、県民の反対世論が大きく高まりました。

　必要性の乏しい新駅の建設費用は240億円。その全額を滋賀県(1/2)と市町村(1/2)が負担します。県民の多くが疑問を抱くのは当たり前です。ところが県議会47人中、「住民投票条例制定」に「賛成」したのは日本共産党の2人を含む5人。新駅推進派は、”住民投票になったら負ける”と感じ、あの手この手で条例制定にフタをしたといいます。

　住民投票は実現しなかったけれど、県民の運動が推進派を追いつめたことの意味は大きい。「今年7月の県知事選挙は”住民投票選挙”にしよう」と皆さん意気盛んでした。

　あいさつ回りの合間に郵便局とJR駅も訪問。07年の郵政民営化に向け、郵便物の収集･区分と集配業務をしている「集配郵便局」を、都市部の局に移して廃止する再編案が検討されています。滋賀11局、大阪3局、京都25局、奈良8局、和歌山17局、兵庫30局が集配廃止の対象になっています。

　そのなかの1局を訪ね副局長さんと懇談しました。副局長は「お客様にとって不便になると思う」といいます。郵便物の配達に時間がかかるし、留守の場合、自分で取りにいこうとすると都市部の局まで行かなくてはならなくなるそうです。配達員も長時間労働になります。小泉首相は「民営化でサービスが低下することはない」と言っていましたが、真っ赤なウソだったということです。まず住民に事態を知らせる運動が大事だと感じました。（写真は、東近江市の川嶋重剛議員と）

　最近「窓口1人体制」になったJR駅も飛び込みで調査。これまでの出札（切符売り）、改札各1人体制から、「みどりの券売機」（各種指定券を利用者が自分で購入できる）導入を機に、出札、改札あわせて1人体制にされました。駅員によると、車椅子の利用者が来たら窓口を閉めて補助しなければならない事態になっているそうです。ましてやホームの安全まで目が届くはずがありません。それは車掌の仕事になっているといいます。「安全」よりも「利益」を優先させるJRの体質はまったく是正されていないと痛感しました。

　近々行われる選挙の応援にも駆けつけました。愛知川（えちがわ）町と秦荘（はんしょう）町が合併してできた愛荘（あいしょう）町の新議員を決める選挙は今月28日告示。たつみ保、滝すみえ両前町議とともに街頭演説。ごみ週2回収集、学童保育所建設などを実現してきた日本共産党の2人をそろって新議会へと訴えました。

　夜は、先日に続き志賀町へ。志賀町は、3月20日に大津市に編入合併され、4月16日投票で大津市議会増員選挙がおこなわれます。谷なおみ町議を候補者に3人区での勝利をめざす「党と後援会の決起集会」に参加。私は、がんばれば勝利できることを、�@この間の滋賀と全国の合併選挙の結果と教訓、�A情勢の潮目の変化、�B党綱領と党大会決定が生きた力に、の3点からお話させていただきました。本番でもぜひ応援に来たいと思います。

　きょうも充実した一日となりました。

◆きょうの風景◆　琵琶湖の内湖（ないこ）の夕暮れ
　近江八幡市の内湖には自然のヨシ原が広がっています。ヨシは昔からすだれなどの生活用具に欠かせない素材として使われてきました。また、ヨシ原は琵琶湖の水の浄化にも大きな役割を果たしています。（写真の奥に見えるのがヨシ原です）