先日の市長選挙で再選された吉道勇貝塚市長が、党大阪府委員会にごあいさつに来られました。与党の一員として演説会で応援弁士を務めた私の顔を見るなり、「非常に整理された演説で、参加者がみんな感心していました。ありがとうございました」との言葉をいただき恐縮しました。

　短時間の懇談でしたが、とくに地域経済活性化と雇用創出の努力について話が弾みました。貝塚では、「ほの字の里」「たわわ」という、山手の豊かな自然に触れながら、木工・炭焼きの体験ができ、地元農家による農産物直売や温泉まで楽しめる施設が開設され、大阪市内からのお客さんなどで大変にぎわっています。地元で雇用が生まれ、農家の現金収入も増えたそうです。市長は、住民の意見や知恵をしっかり結集してつくり運営されていることが成功の秘訣だといいます。なるほど全国各地の教訓と同じだなと納得しました。ぜひいっそうの「市民参加」による市政の発展をと握手を交わしました。

　夜は、箕面で党と後援会の「新春のつどい」。まず度肝を抜かれたのが、女性太鼓サークル「響（ひびき）」による和太鼓演奏。ずらり並んだはっぴ姿の7人がいっせいに打つ太鼓は結構大きく、お腹に打音がずんずん伝わってきて迫力満点。ぜひ次の選挙では太鼓での応援をよろしくとお願いしておきました。

　次に驚いたのが、手作りのお料理やビールでしばらく歓談した後、「ではお待たせしました、山下よしきさんの講演です」というプログラム。でた〜、ときどきある”講演者泣かせ”のパターンです。すでにおいしそうなおでんや串揚げにお酒も入って、皆さん盛り上がってきたところ。開き直るしかありませんな、こーゆー場面は…。

　「皆さん食べる人、私話す人。どうぞお気軽に聞いてください」と軽いタッチで、かなり「笑い」も入れながら、日本共産党のめざす新しい日本とその展望をお話しさせていただきました。それがよかったのでしょうか。意外にも皆さんしっかり聞いてくれ、うなづいたり、笑ったり、手を叩いてくださったりで、私も調子がでてきて、結局30分間「講演」することになりました。とくに、先日、日本共産党が社会民主党に、憲法改悪反対の一点で共同を申し入れた話は、参加者の気分を明るく高揚させた感じです。

　「あなたの話に感動しました」と、年配の男性が「しんぶん赤旗」を購読してくださることに。ひょっとして私という人間は、こーゆーシチュエーションの方がエー話ができる種類の人間なのかも…？