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日本共産党と中国共産党との理論交流で感じたこと

2006年01月06日

 昨年12月、4日間にわたって行われた日本共産党と中国共産党の理論交流の内容を、不破哲三議長による報告会ビデオを観て学びました。不破さんは、会談までの経過、現代の世界をどう見るか、社会主義運動とマルクス主義の歴史と現在、新たな時代の社会主義の問題、日本の情勢についての順で、3時間あまりにわたって話をされました。以下、私の感じたことです。

 まず、中国共産党の新しい社会の建設に対する真剣かつ謙虚な姿勢です。1978年の改革・解放路線以降、様々な問題をはらみつつ、貧困を削減しながらの経済発展など、大局的にはうまく進んでいる中国の国づくり。しかし彼らは、さらなる発展のためには、@これまでの路線の延長線ではない探求が必要であり、Aそれはマルクス主義の理論を土台にしなければならない、という認識で国づくりの新たな段階にあたろうとしています。そのために”世界の知識の総結集”を”10年では終わらない”本格的構えで行っています。その一環として今回の会談がありました。

 新しい社会主義の国づくりの土台となる理論をつくることへの真剣な挑戦、そのためには発達した資本主義国で活動する日本共産党の理論と実践からも謙虚に学ぶ姿勢――中国共産党のこの姿勢は、日本で新しい社会をつくる事業に取り組んでいる私たちも真摯に学ばなければならないと思いました。

 もうひとつ感じたことは、各国での真剣な実践と理論の探求は、国境を越えて生かされる世界共有の財産になる、ということです。

 世界銀行(アメリカ政府、IMFと並んで、規制緩和、市場原理万能主義を世界に振りまいてきた悪しき機関です)でさえもが、1日1ドル以下で暮らす貧困層の削減に、中国が世界の削減数の4分の3を占めていると評価しています。貧困と社会的格差の新たな拡大が、日本でも世界でも大きな問題となっているもとで、社会主義をめざす中国でのこうした実践と成果は、国際的な注目を集め大きな影響を与えていくでしょう。IBMを買収した連想(中国社会科学院がつくった企業)など、新しい公的企業の形態も、日本の未来社会に大いに参考になるものです。
 
 同時に、発達した資本主義国である日本で、資本の利潤第一主義による横暴と日々たたかっている日本共産党の実践と、それに裏付けられた理論的探求が、中国など条件の違う国でも、国づくりの参考になることもわかりうれしく思いました。職場で、地域で、学園で、困難ななかでも国民の切実な要求の実現と政治革新の旗を掲げて奮闘していることが、世界の人々と通じ合い、それぞれの社会進歩の事業を励ましあうことになると思うと、いっそうがんばりがいがあるというものです。

 3時間半の静かな知的興奮を、一時のものに終わらせず、日々の姿勢に貫き、大志をもって活動したいと思います。

 きょう夜は、化学一般関西地方本部の旗開きに参加しごあいさつと懇親。小太郎漢方の入浴剤、サクラクレパスのクレパス、日本ハムのハム詰め合わせなど、それぞれの職場で作られた製品がビンゴゲームの賞品。しかし、こうした生活に身近なものづくりの現場でも、成果主義賃金導入や労働者の非正規化が進行し、職場の分断が進められています。労働者・人間の連帯を強め、ものづくりの誇りと喜びを守るたたかいがいよいよ大切だと感じました。

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