マイナンバー法案の欠陥、NTT11万人リストラ闘争終結報告集会
2013年05月22日
☆21日、総務委員会で国民共通番号制度(マイナンバー)法案の問題点を追及。行政機関と民間企業が個人情報を共通番号で管理する制度を導入しようとするものです。
重大な問題の1つは、情報漏えいは完全には防げないということ。情報が漏れたり、盗まれりすれば、知らない間に第3者によって個人情報が集積され、プライバシーが丸裸にされる。それが商売に利用するために売買されたり、犯罪にも使われてしまう。
そんな気味の悪い社会をつくっていいのか。
税金や社会保障の共通番号に導入している米国では、他人の番号を不正に入手し、偽のクレジットカードをつくるなど、お金をだまし取る事件が相次いでいる。2006年から2008年の3年間で1170万人が被害を受け、損害額は年間500億ドル(5兆円)にも及んでいます。
米国をはじめ、共通番号制度を導入している国では、「各分野にまたがる1つの共通番号」から「その分野にしか通用しない個別番号」へと戻す動きになっている。セキュリティー上その必要が生じているからです。そうした諸外国での状況をみれば、これから共通番号(マイナンバー)導入するのは、世界の流れに逆行する。
☆「NTT11万人リストラ闘争終結報告集会」に参加。50歳になった労働者を全員一律に退職させ、賃金を3割カットして子会社で再雇用する制度を、10年のたたかいで撤回させた通信産業労組、原告団、弁護団、支援団体のみなさんに敬意を込めてあいさつ。たたかってこそ道は開かれる!